インディ第9戦予選。ムニョスがPP獲得。琢磨は4位と好位置

　テキサス・モータースピードウェイで行われているインディカーシリーズ第9戦ファイアストン600の予選で、アンドレッティ・オートスポートのカルロス・ムニョスが自身初のインディカーでのポールポジションを獲得した。

　インディ500での勝利を寸前で逃してしまったムニョスは、217.137mphを記録し、ポールポジションを獲得した。昨年は同地で4番手からスタートしたムニョスは、これでテキサスで3年連続の予選トップ10入り。相性の良さを見せている。また、ホンダ陣営にとってはインディ500のジェームス・ヒンチクリフ以来、今季2回目のポールポジションである。

　2番手にはチップ・ガナッシのスコット・ディクソンが入り、3番手はペンスキーのエリオ・カストロネベスだ。

　その後ろ4番手に来たのが佐藤琢磨（A.J.フォイト）だ。琢磨と3番手カストロネベスとの差は、わずか1/10000秒だったという。

　この予選結果について琢磨は、次のように語っている。

「今朝のプラクティスは完璧とは言えませんでした。ただし、その後エンジニアやメカニックが素晴らしい仕事をしてセッティングをまとめてくれたので、今は少し自信を感じています。AJと一緒に作業をしていますが、彼がNo.14のマシンにちょっとしたプレゼントをしてくれたようで、僕たちはとても嬉しく思っています。なにしろ、ここはチームのホームコースですからね。気温が下がった夜に開催されるレースでは、ダウンフォースを増やし、より大きなグリップを生み出す状態で走行するので、その展開は大きく違ったものになるでしょう。マシンの仕上がりは上々で、今晩の最終プラクティスではレースに向けたマシンのファインチューニングを行うことになります」（AJフォイト・レーシングのプレスリリースより）

　5番手にはジョセフ・ニューガーデン（エド・カーペンター）が入り、その後ろの6番手と7番手にはペンスキーの2台、シモン・パジェノーとウィル・パワーが入った。彼らは暑くなった気温により十分なダウンフォースを得ることができず、マシンが滑りすぎていたと説明している。

　決勝レースのスタートは、日本時間の明朝である。

Qualifying for the Firestone 600 at Texas Motor Speedway

P.	N°	Driver	Team (Engine)	Speed (mph)
1	26	Carlos Muñoz	Andretti (H)	217.137
2	9	Scott Dixon	Ganassi (C)	216.901
3	3	Helio Castroneves	Penske (C)	216.740
4	14	Takuma Sato	Foyt (H)	216.740
5	21	Josef Newgarden	Carpenter (C)	216.684
6	22	Simon Pagenaud	Penske (C)	216.663
7	12	Will Power	Penske (C)	216.647
8	10	Tony Kanaan	Ganassi (C)	216.295
9	98	Alexander Rossi	Andretti-Herta (H)	216.262
10	5	James Hinchcliffe	Schmidt (H)	216.262
11	28	Ryan Hunter-Reay	Andretti (H)	216.260
12	27	Marco Andretti	Andretti (H)	216.162
13	15	Graham Rahal	Rahal (H)	215.927
14	20	Ed Carpenter	Carpenter (C)	215.751
15	83	Charlie Kimball	Ganassi (C)	215.533
16	7	Mikhail Aleshin	Schmidt (H)	215.299
17	2	Juan Pablo Montoya	Penske (C)	215.279
18	11	Sébastien Bourdais	KVSH (C)	215.030
19	8	Max Chilton	Ganassi (C)	214.864
20	41	Jack Hawksworth	Foyt (H)	214.568
21	18	Conor Daly	Coyne (H)	213.826
22	19	Gabby Chaves	Coyne (H)	No speed