全日本ラリー第9戦:勝田範彦がGRヤリスでグラベル2連勝、スバルWRX勢に再び土

全日本ラリー選手権第9戦、ラリー・北海道が9月10日から12日にかけて開催された。優勝は勝田範彦で、前戦ラリー・カムイからグラベル2連勝となった

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 全日本ラリー選手権第9戦「ラリー・北海道」が9月10日~12日、北海道帯広市を舞台に開催。今年で20回目の開催を数える高速グラベルラリーが無観客のなかで開催された。

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 グラベル3連戦の2戦目として8月20日~22日に秋田県での開催が予定されていた第8戦『横手ラリー』が中止となったことから、約2ヵ月間のインターバルを経て全日本ラリーが開催。新型コロナウイルスの影響によりコンパクト化されたことで、ポイント係数は通常のグラベル戦と変わりないものの、タイトル争いを左右する1戦として注目を集めるなか、幸先の良いスタートを切ったのがスバルWRXを駆る新井大輝だった。

 新井大輝は実質的な開幕戦となった新城ラリーで2位入賞を果たすものの、その後はWRCのクロアチアラリーで負傷し、約2ヵ月間に渡ってラリー活動を休止。7月末に開催されたERCのラリー・ローマで復帰を果たしていた。

 全日本ラリー選手権へは約6ヵ月ぶりの復帰となるものの、ラリー・北海道はこれまで2連覇を果たしている得意なイベントで、今大会においても曇天の空の下、SS1でトップタイムをマーク。その後もコンスタントな走りを披露し、ファーストループをトップで折り返した。

 セカンドループに入ると第7戦のラリー・カムイで今季初優勝を獲得した勝田範彦が速さを発揮。SS5で新井敏弘のスバルWRXが出火し、ステージがキャンセルになるなど波乱含みの展開となるものの、勝田はトヨタGRヤリスを武器に冷静な走りを披露。足回りにトラブルを抱えながらも、2回目のSSウインをSS6で獲得し、総合首位で11日のレグ1をフィニッシュした。

 約9.2秒差で2番手につけたのは新井大輝で、スバルWRXを駆る地元ドライバーの鎌田卓麻が3番手でレグ1をフィニッシュ。しかし、鎌田はトップから約20.6秒も引き離されていたことから、トップ争いはGRヤリスの勝田とWRXの新井大輝の一騎討ちとなった。

 明けた翌12日のレグ2は朝から雨に降られ、ウエットコンディションとなるものの、ラリーリーダーの勝田はライトウェイトのGRヤリスを武器にこの日のオープニングステージとなるSS9でベストタイムをマークし、後続とのマージンを拡大。最終ステージとなるSS11では余裕のクルージングを披露し、グラベル戦で2連勝を果たした。

「クルマが軽いし、駆動系のセッティングもうまくいったので走りやすかった。ハードなグラベル戦で連勝できたので嬉しいですね」と、イベント後に勝田は笑顔を見せた。

 一方、「レグ1からエンジンが不調で、レグ2は完全に3気筒の状態でした。エンジンにトラブルがなければ勝てたかも」と悔しそうな表情を見せたのは、大会3連覇を狙っていた新井大輝で2位惜敗。猛追を見せた鎌田が3位で表彰台を獲得した。

 

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