最終ラップでまさかの展開…坪井が今季9勝目も、高星チャンピオン決定

第19戦決勝がスポーツランドSUGOで行われ、坪井翔が9勝目を挙げるも、最終戦を待たずして高星明誠のチャンピオンが決定した。

 スポーツランドSUGOで2017全日本F3選手権の第19戦決勝が行われ、坪井翔(カローラ 中京 Kuo TEAM TOM'S)が7連勝で今季9勝目をマーク。4位に入った高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)が最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを決めた。

 午前中の公式予選では、途中赤旗も出る波乱があった中、最後のアタックで見事な走りを見せた大津弘樹(TODA RACING)が初ポールポジションを獲得。

 大津はスタートもそのままホールショットを決め、逆転チャンピオンを狙う坪井が2番手に浮上。3番手に宮田莉朋(カローラ 中京 Kuo TEAM TOM'S)が続く。このレースでチャンピオン獲得の可能性を大きくしている高星は4番手からスタートするが、1コーナーで行き場をなくし阪口晴南(HFDP RACING)に抜かれ5番手に後退してしまう。

 序盤は大津が少し差をつけるものの、周回を重ねるごとに坪井がリズムをつかんでいき、5周を過ぎた段階で大津の0.5秒後方に接近する。

 レース中盤は、大津と坪井のトップ争いが白熱。坪井の猛追から何とか逃げていた大津だが、11周目のSPインでバランスを崩しコースオフ。何とか復帰を試みたがスピン状態となりSPアウトのスポンジバリアにクラッシュしてしまった。これによりセーフティカーが導入される。

 16周目にレースが再開されると、坪井はファステストラップを狙いプッシュを開始。大津の脱落により、思わぬ形でトップを手にいれた坪井だが、同時に高星も4番手に浮上。明日の最終戦につなげるために、坪井はファステストラップを取る必要があった。その中でのセーフティカー導入ということで、かなり苦しい展開となってしまったのだ。

 従来のファステストラップは宮田がマークした1分13秒479だが、坪井は16周目に1分13秒528と、わずかに届かず。それでも諦めずに攻め続け17周目に1分13秒273を叩き出し、ファステストラップを更新。そのままトップチェッカーを受けた。

 これでチャンピオン決定は明日の最終戦に持ち越しかと思われたが、最終ラップでチームメイトの宮田が1分13秒180をマークしファステストラップを更新して2位を獲得。なお3位には阪口が入った。これで坪井は追加の1ポイントを獲得できなくなってしまう。そして高星は4番手を守り切ったため、最終戦を待たずして高星のチャンピオンが決定した。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ 全日本F3
イベント名 第9大会 スポーツランドSUGO(第19.20戦)
サブイベント 第19戦
サーキット スポーツランドSUGO
記事タイプ 速報ニュース