2017年全日本F3チャンピオンに輝いた高星明誠「全然実感がない」

スポーツランドSUGOで行われた全日本F3選手権の第19戦で、チャンピオンとなった高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)は、その心境を語った。

 2017年の全日本F3選手権は、最終戦を待たずに高星明誠(B-MAX RACING TEAM WITH NDDP)がシリーズチャンピオンを獲得。その心境を語った。

 第19戦SUGOを4番手からスタートした高星は、1コーナーで5番手に順位を下げ、前を追いかける状態でレースを進めていく。11周目にトップを走る大津弘樹(TODA RACING)がクラッシュしたことで、4番手に浮上。そのポジションを守りきりチェッカーを受けた。

 優勝は坪井翔(カローラ 中京 Kuo TEAM TOM’S)だったが、ファステストラップを獲得できなかったため、第19戦終了時点で両者の差は12ポイントとなった。坪井は、最終戦で最大でも11ポイントまでしか獲得できないため、高星のチャンピオンがここで決まる形となった。

 表彰台も獲得できず、坪井の結果によってチャンピオン決定となった高星は、「全然実感がありませんね」と苦笑い。レースが終わってからも、チャンピオンが決まったことに気づいていなかったという。

「正直、(チャンピオンを)獲れたと思っていなかったのですが、レースが終わってパルクフェルメに行った時にスーパーフォーミュラのB-MAXチームが近かったので、そのスタッフたちが『獲ったよ!』と言ってくれたので、そこでなんとなくわかった感じでした」

「シリーズ前半はすごく良かったですけど、中盤から巻き返されて、いい雰囲気でレースを戦えていなかったんですけど、それでもチャンピオンを獲れたということは、前半戦でポイントを獲れていたということなので、それは全体を通して良かったかなと思います」と、シーズンを振り返る高星。

 特に印象に残っているのは、4月に行われた鈴鹿ラウンド。苦手としているコースで2連勝できたことが、自信につながったという。

「2ラウンド目の鈴鹿ですね。B-MAXとして不得意としているところだったので、何としてもそこでポールをとって優勝しなきゃという気持ちが僕もあったしチーム全員も同じ思いでした。そこで獲ることができたので、前半戦の流れを作ることができたと思います」

 シリーズ前半は、連戦連勝と勢いに乗っていたが、中盤から坪井が巻き返しを開始。第13戦からは7連勝をマークし猛追。その中で高星は、最低でも表彰台を取ることをテーマにして踏ん張り続けた。

「中盤から坪井選手はじめトムス勢が速くて、苦しい戦いだと自分では思っていましたけど、そういう時こそ踏ん張らなきゃいけないと思っていました。調子がいい時に勝てるのは当たり前なので、悪い時にいかに踏ん張れるか。表彰台は確実にとらなきゃいけなかったし、とれなかったらシリーズタイトルは危ないなと考えていました」

 また24日の最終戦では4番手スタートとなる高星だが、「第19戦ではペースが良くなかったので、そこを改善したいですし、最後は坪井選手に勝ちたいですね」と意気込みを語っていた。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ 全日本F3
イベント名 第9大会 スポーツランドSUGO(第19.20戦)
サーキット スポーツランドSUGO
記事タイプ 速報ニュース