全日本F3第11戦|宮田がトップチェッカーも失格、アーメドが初V

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全日本F3第11戦|宮田がトップチェッカーも失格、アーメドが初V
執筆:
協力: Tomohiro Yoshita

全日本F3選手権の第11戦が富士スピードウェイで行われ、エナム・アーメドが初優勝を飾った。

 全日本F3選手権の第11戦が富士スピードウェイで行われ、カローラ中京 Kuo TEAM TOM'Sの宮田莉朋がトップチェッカーを受けたものの、レース後の車検で違反が見つかり失格。エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)が初優勝を飾った。

 午前中はなんとか雨に降られることはなかった富士スピードウェイだが、午後は天候が変化し、若干雨がぱらつくコンディションで15周の決勝レースが始まった。

 そのホールショットを奪ったのはポールスタートの宮田だ。2番手スタートのサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark)を牽制しターン1を先頭で回った。ただフェネストラズはアウト側から追い抜こうと仕掛け、ふたりはサイドバイサイドで2コーナーに向かった。しかし、ここは宮田が抑えトップを堅守した。

 後方では三浦愛(THREEBOND RACING)とDRAGON(B-Max Racing with motopark)が2コーナーを過ぎたところで接触。その際に三浦がスピンを喫しマシンを止めてしまった。さらに河野駿佑(RS FINE)がダンロップコーナーでスピン。ただ、河野はクラッシュに発展することはなく、無事にコースへ戻った。

 停止した三浦のマシンを回収するためにセーフティカーが出動。隊列のオーダーは宮田、フェネストラズ、大津弘樹(THREEBOND RACING)、エナム・アーメド(B-Max Racing with motopark)といった順だ。

 5周目からレースが再開されるとホームストレートでは宮田に対してフェネストラズがインから並びかけると、さらに大津もアウトからオーバーテイクを試みスリーワイドで1コーナーに突入した。

 ここでフェネストラズがトップに浮上。大津はブレーキングでミスが出てコースオフし、ここでポジションを4番手に落とした。

 トップを快走するフェネストラズは約半分を消化する8周目を終えた時点で、約2秒のギャップを築いており、早くも独走体制といった様子だ。

 10周目に入るタイミングでDRAGONの1周目の接触に対して30秒のペナルティストップが科されたが、レース後の再審議でレースアクシデントという判定となりペナルティは正式結果から取り消されることとなった。

 またアメヤ・ベイディアナサン(B-Max Racing with motopark)にはスタート手順違反でドライブスルーペナルティが科された。

 さらにトップを走るフェネストラズにもドライブスルーペナルティが出された。本来、再スタート時はスタートラインを越えるまでオーバーテイクは禁止なのだが、フェネストラズはそれよりも手前のところで宮田を追い抜いてしまったため、それがペナルティの対象となったのだ。

 フェネストラズはこのペナルティによって8番手までポジションを落とした。これで宮田がトップチェッカーを受けた。2位には第5戦以来の表彰台となるアーメドが続き、3位は大津が入り今季2回目の表彰台を獲得した。

 しかし、レース後に11号車(サッシャ・フェネストラズ)が36号車(宮田莉朋)に対し抗議を提出し、審議の結果2019年全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第6条1.車両規定違反という裁定が下り、宮田は失格となった。

 これによりアーメドが全日本F3で初優勝を飾ることとなった。

暫定扱いだった第10戦SUGOの正式結果発表、こちらも36号車は失格に

 今日の第11戦の決勝が始まる前に、暫定扱いとなっていた全日本F3選手権の第10戦SUGOでの審議結果が発表された。

 この時も11号車側から36号車に対して抗議が出され、再審議に時間を要していたが、最終的に全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第6条1.車両規定違反により36号車は失格という裁定が下った。

 違反項目に関する詳細は不明だが、2戦連続でこういった結果になったこともあり、現場は騒然となった。

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シリーズ SFライツ
執筆者 永安陽介