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岡山で初優勝したOIRC team YTB、今後は台風の目となるか?

2019全日本F3選手権。第8戦岡山でチーム初勝利を飾ったOIRC team YTBのリチャード・ライアン監督は、中盤戦以降も力強く戦える手応えがあると語った。

片山義章(OIRC team YTB)

写真:: 吉田知弘

 岡山国際サーキットでの2019全日本F3選手権の第8戦で見事初優勝を飾った片山義章(OIRC team YTB)。チームを率いるリチャード・ライアン監督は今年から体制を大きく変更したことが、この結果に繋がったと語った。

 F3-Nクラスを含めると今年で4年目のF3参戦となる片山は、6月8日・9日に行われた岡山ラウンドで大活躍を見せた。

 第6戦の予選で2番グリッドを獲得すると、決勝ではそのままポジションを守りきり初表彰台を獲得した。続く第7戦では4位フィニッシュとなったが、第8戦では抜群のスタートを決めてトップに浮上し、サッシャ・フェネストラズ(B-MAX Racing with motopark)の猛追を振り切り、見事初優勝を飾った。

 地元コースでの初勝利ということもあり、レース終了後は彼を祝福する声が後を絶たなかったが、その中でも真っ先に片山のもとに駆け寄っていったのが、現役のスーパーGTドライバーであり、チームを指揮するリチャード・ライアン監督だった。

「本当に素晴らしい結果を得られた。とにかく嬉しい」

 レース後、ライアン監督は満面の笑みでそう語った。

 今年から欧州の名門チームであるカーリンとタッグを組んだOIRC team YTBは2台体制に変更。シャルル・ミレッシがチームメイトとして加わったことが、片山だけではなくチーム全体のレベルアップにつながったという。

「ヨシ(片山義章)と一緒に全日本F3で勝利することを目標に動き出したプロジェクトだが、昨年は僕たちにとってすごく難しい年だった。やはり1台体制だったから、比較できる相手がいなくて苦戦した。それは自分も理解していて、何をした方が彼の役に立つのかを考えて、特にシーズンオフの間は色々な改革を行ってきた」

「その中で、今年はチャールズ(シャルル・ミレッシ)の加入が、ヨシの大きな助けになった。ふたりとも似たようなスピードで走るし、お互いが刺激しあって切磋琢磨することによって、チーム全体の底上げになった」

 昨年はレース中にミスを犯す場面もみられた片山だが、今年はレースを重ねるごとに安定感が増している。ライアン監督はそういったドライバー自身の成長という部分も、ミレッシというチームメイトの存在が役立っていると分析している。

「特に安定感が増してミスが少なくなった。今週末のレースでも全ラップ、全セクターのタイムが安定していてミスなく走っていたんだ」

「昨年は速い時があれば遅い時があるなど、安定していなかったし、ミスをすることもあった。そこから今年はチャールズがチームに加わって、(データなどから)走り方を学ぶ部分もあったと思う。着実にヨシは成長している」

「(2台体制にするというのは)僕のアイディアだった。まさに“レーシングチーム”という組織を確立できたと思う」

シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)

シャルル・ミレッシ(OIRC team YTB)

Photo by: Tomohiro Yoshita

 さらにライアン監督は、オートポリス大会あたりから手応えを感じ始めていたとのこと。残りのシーズンでもさらに勝利を重ねていきたいと語った。

「オートポリス大会で(チームとして)1勝目を飾れるだけのパフォーマンスを発揮できていた。金曜日の走行はとても良かったけど、予選でミスが出てしまった。F3は予選がすごく重要になるから、そこで流れを失ってしまった。さらにオートポリス大会は天候が不安定で、僕たちにとっては良いレースができなかった」

「でもパフォーマンスは確実に良くなっているし、やはりチームの地元である岡山国際サーキットが舞台だったことも影響した。だけど、他のサーキットでも力強く走れると信じているし、特に富士スピードウェイ(7月13日、14日開催)では良いパフォーマンスが発揮できると思う」

「正直、現時点ではあまりチャンピオンシップのことを(重要視して)考えていない。まずはどのコースでも優勝争いができるようになりたいと思っている。この調子ならそれが実現できそうな気がするから、ひとつずつステップアップしていきたい」

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