全日本F3王者のフェネストラズ、日本での長期的なレース継続を熱望
日本国内のレースで大活躍中のサッシャ・フェネストラズは今後のレースキャリアについて“日本のレースをメインにしたい”と考えているようだ。

2019年の全日本F3選手権でシリーズチャンピオンに輝いたサッシャ・フェネストラズは来年以降も日本のレースを主戦場にしていきたい意向を明かした。
昨年のマカオF3で3位表彰台を獲得したフェネストラズは、今年日本のレースを舞台に活躍。全日本F3選手権ではB-Max Racing with motoparkから参戦し、序盤戦から勝利を重ね、最終ラウンドの岡山大会を待たずにシリーズチャンピオンを手にした。
フェネストラズの来日が決まったのは、昨年の12月ごろ。以前からヨーロッパを舞台にしてレースをしてきた彼にとっては、初めての挑戦で最初は不安に感じた部分もあったというが、実際に来てみると印象も大きく変わったという。
「全日本F3への参戦が決まったのは昨年の12月ごろだったと思う。その時はすごく嬉しかった」
「今まで僕が経験してきた環境や文化とは全く異なるし、まさに地球の反対側にきてレースをすることになるという状況だった」
「昨年の12月に日本に来て初めてテストをした時に、この国は本当に素晴らしいなと思った。このチャンピオンシップはもちろん、(日本の)文化もそうだし応援してくれるファンが素晴らしいなと感じた」
今季は全日本F3に加えてスーパーGT(GT300クラス)にも参戦し、日本での滞在時間も多いフェネストラズ。来季はスーパーフォーミュラやGT500クラスへのステップアップを狙っていると以前から語っていたが、それ以上に日本の舞台で長期間にわたって活躍したいという想いも明かした。
「正直、日本に来る前は不安や戸惑うこともあったが、実際に来てしまえば楽しいなと思うことばかりで、日本で長くキャリアを築いていきたいと思うようになった」
「来年も日本でレースをすることが目標でもある。まだ決まってはいないが、できればスーパーフォーミュラやGT500にステップアップできればいいなと思っている。そのためには、自分自身もっと学ばなければいけないことが多い。それらをひとつずつクリアしていって、最終的には日本で長くレースをしたいと思っている」
フェネストラズは早くも来季のストーブリーグで一目置かれる存在となっており、特にスーパーフォーミュラへのステップアップは確実と言われている。どのチームに加入することになるかについては、まだ具体的な情報はないが、今後彼がどういった活躍をみせるのか目が離せない。
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。