ユーロフォーミュラで完勝した大湯「来季はヨーロッパでレースがしたい」
2019年は全日本F3に参戦した大湯都史樹だが、来季以降はヨーロッパでレースをすることが目標だと語った。
写真:: Masahide Kamio
今季は全日本F3選手権を主戦場とした大湯都史樹(TODA RACING)。彼は9月に行われたユーロフォーミュラ・オープン(EFO)のシルバーストンラウンドにスポット参戦し、レース1、レース2ともに圧倒的な速さで優勝した。
EFO初参戦の大湯だったが、フリー走行1回目からいきなりトップタイムをマーク。その勢いで予選でもポールポジションを獲得し、そのままレース1を制した。さらにレース2でもポール・トゥ・ウインを決め、彼にとっては完璧な週末となった。
全日本F3最終戦ラウンドが行われた岡山国際サーキットで、大湯にEFOでの勝利について率直な心境を尋ねたが、彼に喜んでいる様子は一切なかった。
「勝てたことは嬉しいですけど……あのレースは優勝以外は狙っていませんでした」
「僕が今メインで戦っているのは全日本F3ですし、正直こっち(全日本F3)で勝ちたいという思いの方が強いです」
大湯がシルバーストンでの週末の中で「このレースでは優勝以外ない」と確信したのは、フリー走行1回目でトップタイムをマークした時だという。
「FP1はとりあえず、コースやマシンに慣れることをメインに取り組んだので、本来トップを獲るつもりはありませんでした。その時から『勝てないかも』といった不安な気持ちは一切なくなって、どれだけ自分のベストを尽くせるかというところに焦点を当てることができました」
ホンダ系ドライバーである大湯だが、来季はどのカテゴリーに参戦するのか気になるところだ。その件について大湯に訊くと、彼は「僕も気になります」と笑みを浮かべながら、こう続けた。
「僕はF1を目指しているので、もちろん挑戦できるのであればヨーロッパに行きたいです」
「ヨーロッパは日本と環境も文化も違いますし、そこでどういうことが行われているのか、F1の現場に最も近いところで知っておきたいです」
「来季のことは全く決まっていません。ただやはり、僕の願望としてはヨーロッパで走りたいです。できることならばFIA(FIA F2、FIA F3)などでレースをしたいなという思いはずっとあります」
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