スーパーフォーミュラ・ライツ、2024年からタイヤ供給メーカーがクムホに決定。昨年はハンコックの工場火災受けヨコハマが供給支援

スーパーフォーミュラ・ライツでは、2024年からの2シーズンに渡ってクムホがコントロールタイヤを供給することとなった。

B-Max Racing Teamのスーパーフォーミュラ・ライツ車両:木村偉織

 4月にモビリティリゾートもてぎで開幕する2024年のスーパーフォーミュラ・ライツ(SFライツ)。同カテゴリーは今シーズンから、クムホがタイヤを供給することが明らかとなった。

 SFライツでは昨年から、ハンコックがタイヤをワンメイク供給することになっていた。しかし同年3月に韓国のハンコックタイヤ工場が火災に見舞われ、タイヤ生産が不可能な状態に。これを受けて従来のサプライヤーであった横浜ゴムが不足分のタイヤを供給支援する形でシリーズが開催された。

 そして2024年シーズンに向けては、SFLアソシエーションの選定作業並びにJAFモータースポーツ部・レース部会の承認を経て、クムホがサプライヤーに決定。2025年までの2シーズン、同社のタイヤをコントロールタイヤとして使用することとなった。

 クムホタイヤは過去にヨーロッパのF3選手権でタイヤの供給実績があるが、全日本F3/SFライツへのタイヤ供給は初となる。

 なお2024年のSFライツはタイヤだけでなく、エンジンの供給体制も変更される。従来はマルチメイクとなっていたところ、今季からはトムスがTGE33エンジンをワンメイク供給。1月末には各チームが参加して、供給エンジンの抽選会も実施された。またさらにシリーズの公平を期すために、シーズン中のエンジンシャッフルも予定されているという。

 

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