FIA-F4第5戦鈴鹿:角田裕毅が4戦連続でポール・トゥ・ウィン
2018年のFIA-F4選手権の第5戦が鈴鹿サーキットで行われ、角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレーシング)が今季4勝目を挙げた。

2018年のFIA-F4選手権は、第5戦&第6戦の鈴鹿ラウンドが開幕。その第5戦決勝が19日(土)に行われ、今シーズン頭一つ抜ける強さを見せている角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレーシング)が4戦連続となるポール・トゥ・ウィンを飾った。
昨晩降った雨の影響で早朝の公式予選時には、まだ小さなウエットパッチが残っていた鈴鹿サーキットだが、各車スリックタイヤでタイムアタックを開始。こちらもスーパーGT同様に昨年まで真夏での開催だったこともあり、コースレコードを大幅に更新。角田が従来の記録(2分08秒192)を1.413秒も上回る2分06秒779をマークし第5戦のポールポジションを獲得した。
午後に行われた決勝レースでは、角田がまずまずのスタートを決め、トップをキープ。3番グリッドの名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレーシング)が、加速の悪かった小高一斗(FTRSスカラシップF4)を交わし、2番手に浮上する。4番手には、スポット参戦の岩佐歩夢(Canastera・EMC・Rn-s)が続いた。
トップの角田は2周を終えて名取に1.4秒のギャップを築くと、その差をさらに少しずつ広げていく。
何としても角田を捉えたい名取だったが、小高からのプレッシャーを振り切れず2番手争いが激化。7周目には西ストレートでスリップストリームに入った小高が、アウト側から130Rで仕掛けるも、コースからはみ出しオーバーテイクを決められなかった。
しかし、ペースは小高の方が上。ファイナルラップに入ったところで名取に迫り、130Rから日立オートモティブシステムズシケインでチャンスを探る。イン側のラインをとった名取だったがシケイン出口でコースオフを喫してしまい、チェッカー直前で2位を逃してしまう。
結局、角田は後続に4.077秒の差をつけ悠々トップチェッカー。これでリタイアに終わった岡山での第1戦を除き、4戦連続でポール・トゥ・ウィンを飾った。2位には小高、3位には名取が続いた。