【FIA-F4】前年王者まさかの”連敗”。宮田「しっかり課題改善していく」

FIA-F4の前年王者の宮田莉朋は、開幕戦である岡山でポールポジションを獲りながら”連敗”。それでも、しっかりと課題を改善していくと宮田は語った。

 今年もスーパーGTの併催tして開幕した2017年のFIA-F4選手権。前年チャンピオンの宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)だったが、第1戦と第2戦が行われた岡山ラウンドではどちらもポールポジションを獲得していながら、いきなり”2連敗”してしまうという、まさかのシーズンスタートとなった。

 8日の第1戦では、笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)に1周目のバトルで競り負け2番手に。そこから再逆転を目指すが、笹原の安定したペースにチャンスを見出せず、2位のままチェッカーフラッグ。翌日に行われた第2戦では、スタートで後退してしまい、5番手まで転落。その後も苦しいレース運びとなってしまい、6位でレースを終えた。

 前年チャンピオンということで、注目度も非常に高かったのだが、それとは裏腹にまさかの2連敗を喫した宮田。しかし、昨年までの経験もあってか落ち着いた表情をみせ、しっかり課題を解決していきたいと彼は語った。

「第1レースに関しては、駆け引きの部分で負けてしまったというのはありました。そこは僕自身の力不足という部分。ただ、スタートを切ってからのスピードも僕の方が遅かったので、仮に(序盤のバトルで)ポジションを守りきっていたとしても、勝てなかっただろうなと思っています。逆に角田選手に抜かれなくてよかったです」

「第2レースに関しては、スタートは僕自身のミスでしたが、全体的に前日より苦しくて、そこが何が原因なのかしっかり課題を改善していかなきゃいけないと思います」

「エンジニアからは今回のことは忘れて、次の富士に向けてやるしかないと言われました。僕も切り替えて、今回のことを引きずらずに、次のレースに臨みたいなと思っています」

 2015年には坪井翔、2016年には宮田と2人のチャンピオンを輩出しているチームだが、今年は1台体制になってのエントリー。これが少なからず影響もしたようだが、宮田はこの環境を“新たなチャレンジ”と捉えている様子。チャンピオンとして迎える今シーズンは、年間を通して安定した結果を求めていきたいと前向きだった。

「デビューイヤーにスポット参戦していた時も1台体制でした。あの時はチャレンジングな年でしたが、今年は成績を残さなきゃいけない中で1台体制。このチームも1台体制は初めてなので、これからこのチームが1台体制になってもトップで争えるようにしなきゃいけないなと感じています」

「チャンピオンになったからといって、結果を出すのが当たり前と見られているところがありますが、僕としては、昨年よりもいい成績を残してチャンピオンを取りたいと思っています。優勝にこだわらずにリタイアせずに行きたいです」

「(次戦の)富士に関してはホームコースでもあるので、負けたくないです。僕自身、F3で勝つことが大きな目標ですが、F4でもいいレースをしたいなと思います」

 今年は、笹原右京という注目のドライバーも参戦。いきなり第1戦では宮田と好バトルを繰り広げた。実際に彼と走って学んだところもあっという。

今まで国内のカートレースとかでも一緒になることがなかったので、その部分では初めて一緒にレースをしました。まだ1ラウンドが終わっただけですが、得るものも多かったですし、自分の足りないものも見つかったので、そこを富士で活かせられればいいなと思っています」

 今年は全日本F3選手権にも参戦し、多忙なシーズンを過ごすことになる宮田。しかし、今回の敗戦を機に何かをつかんでいた様子で、冷静な表情をしながらも次の富士ではリベンジを果たす走りをみせてくれそうだ。

 また海外で武者修行を積んできた笹原との一騎打ちも続いていくことは間違いない模様で、例年以上に見応えのあるFIA-F4シリーズになりそうだ。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ FIA-F4選手権
イベント名 第1戦&第2戦岡山
サーキット 岡山国際サーキット
記事タイプ 速報ニュース