【FIA-F4】第8戦は大波乱の展開、大滝拓也が地元で今季初優勝を獲得

2017年のFIA-F4シリーズ第8戦は、前戦以上に混乱したレース展開となり、大滝拓也(SRS/コチラレーシング)が今季初優勝を飾った。

 ドライで行われた前日の第7戦とは打って変わり、決勝前から本降りになった雨の影響で第8戦はウエットコンディションに。さらにコース上の水の量も懸念して、セーフティカー先導でレースが始まり、4周目から本格的にスタートが切られた。

 ポールポジションの角田裕毅(SRS/コチラレーシング)が何とかトップを死守したが、直後に挙動を乱し、大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)が隙をついて4コーナーでトップへ。さらに3番手の笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)もトップ争いに食い込み、三つ巴の展開となった。

 ただ後方では雨の影響もあり混乱が見られ、朝日ターボ(ヴァンガードまるはアイカーズF110)が4コーナーでスピン。SC解除時の最終コーナーで川合孝汰(DENSO ルボーセ F4)がクラッシュを喫し、マシン回収のためセーフティカーが導入された。

 7周目にレースが再開されるが、そのメインストレートの上り坂で、また波乱が発生。判断を誤ってピットに向かうセーフティカーに続いてピットインしようとした大湯が急減速。すでに加速状態に入っていた後続のドライバーたちが混乱状態となり、3番手の笹原が角田に追突。大湯もそのままリタイアとなり、コチラレーシング勢が揃って姿を消す波乱の展開となった。

 この事態収拾のため再びセーフティカーが導入。レース開始から合計3度目ということで、15周の消化よりも先に30分経過を先に迎えることになった。

 混乱の隙にトップに立ったのは高橋知己(点天&イーストアップwith Field)だが、2番手の宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が再スタート時に牽制。この影響もあったのか高橋が1コーナーでコースオフ。宮田がトップに立つが、こちらも3コーナーでバランスを崩しコースオフし、3番手に後退してしまう。

 これで、トップに立ったのは大滝拓也(SRS/コチラレーシング)。2番手に石坂瑞基(DADSFC SUTEKINA F4)が続くが、最後まで順位が入れ替わることなく、14周走行したところで30分を迎えチェッカーフラッグ。大滝が今季初優勝を飾った。2位には石坂、3位に宮田が続いた。

 昨年の鈴鹿ラウンド以来、約1年ぶりの優勝となった大滝。山形県出身でSUGO戦は地元レース。家族をはじめ応援も駆けつけた中での勝利に「ホッとしました」と安堵の表情。

「今回の結果に自信を持って、技術的にもっとこまかいところを磨いていきたいです。次はちゃんとレースをして勝ちたいですね」とコメントした。

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ FIA-F4選手権
イベント名 第7戦&第8戦スポーツランドSUGO
サーキット スポーツランドSUGO
記事タイプ 速報ニュース