“レース界のオリンピック”にF4参戦中の若手ドライバーが挑戦! 日本代表として森山冬星の派遣をGTAが発表

FIA F4に参戦する若手ドライバーの森山冬星が、10月に開催されるFIAモータースポーツゲームズのF4部門に参戦することが明らかとなった。

FIAモータースポーツゲームズへの森山冬星の派遣がGTA会見で発表

写真:: GTA

 モータースポーツ界のオリンピック的位置付けの大会として、2019年から行なわれているFIAモータースポーツゲームズ。その2024年大会のF4カップには、日本から森山冬星が派遣されることになった。

 FIAモータースポーツゲームズは、レース、ラリー、ドリフト、カート、eスポーツなど様々な競技を国別対抗戦として実施し、それぞれ上位の国に金、銀、銅のメダルが授与されるという、まさにオリンピックのようなフォーマット。2019年にスタートした同大会はコロナ禍を挟んで今年で3回目であり、スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットとその周辺を舞台に10月23日〜27日にかけて行なわれる。

 そしてスーパーGT第6戦の週末を前にした9月19日、JAFはモータースポーツゲームズに派遣する選手の一覧を更新。F4部門には森山が派遣されることが明らかとなった。スーパーGT及びFIA F4のプロモーターであるGTアソシエイション(GTA)は定例会見の中で、JAFからの要請を受け、参戦2年目までのドライバーの中から今季のリザルトを考慮して森山の派遣を決定したと説明している。

 森山は2022年にホンダ・レーシングスクール鈴鹿のスカラシップを獲得し、翌年はホンダの育成チームからF4に参戦したが、今年は育成枠を外れてプライベーターのHELM MOTORSPORTSからの参戦に。しかし“ワークス”的立場にあるメーカー育成チームと互角に渡り合う走りを見せており、ランキング4番手につけている。

 森山はFIA F4をスポンサードする大阪トヨペット、ペトロプランの支援も受けてヨーロッパに派遣される。F4レースは既に20ヵ国以上からのエントリーがあり、ヨーロッパのF4選手権で活躍するドライバーも参戦予定とのこと。車体はタトゥース製のワンメイクとなる。

 

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