F1王者フィッティパルディの“12歳の息子”、F1目指し早くもスポンサー獲得
元F1ドライバーのエマーソン・フィッティパルディの“12歳の息子”であるエモ・フィッティパルディJr.が、大型のスポンサー契約を締結した。


1972年と1974年の2度にわたってF1ワールドチャンピオンに輝き、インディ500も2度制した往年のドライバー、エマーソン・フィッティパルディ。今年で73歳となる彼の“息子”、エモ・フィッティパルディJr.(エモはエマーソンの愛称)は現在12歳で、複数のカートレースで優勝し、チャンピオンを獲得している。
フィッティパルディJr.は弱冠12歳でマイアミを拠点とするブランディング会社『ブランドインスティテュート』のスポンサードを受けることとなった。同社のCEOであるジェームス・L・デットーアは次のように語った。
「フィッティパルディ家の名は、レース界の歴史の中で今なお輝き続けている。エモ(フィッティパルディJr.)は突出した才能の持ち主で、信じられないほどの野心がある。我々ブランドインスティテュートは、エモのメインスポンサーになれて光栄に思う。彼がF1ドライバーとなり、チャンピオンに輝くために必要な支援を行っていくつもりだ」
また、父親であるフィッティパルディも、愛息の今後の活躍に期待を込めながらこう話した。
「今回の契約を発表できて嬉しく思う。ブランドインスティテュートとCEOのジェームス・L・デットーアは、私の息子であるエモ・フィッティパルディJr.のメインスポンサーとなる」
「エモはまだ12歳で、今後3年間はジュニアカテゴリーでレースをすることとなる。その後は、F1ドライバーになるという彼の夢を実現するため、F4から(フォーミュラレースキャリアを)始めていく予定だ。繰り返しにはなるが、ブランドインスティテュートからのサポートを受けられることを非常に嬉しく思う」

Brand Institute with Emerson Fittipaldi
Photo by: Brand Institute

Emerson Fittipaldi Jr.
Photo by: Motorsport.com

Brand Institute with Emerson Fittipaldi
Photo by: Brand Institute

Brand Institute with Emerson Fittipaldi
Photo by: Brand Institute
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