”バンパー投げつけ”事件で15年競技禁止のコルベリ、裁定に異議。控訴審の公聴会が6月22日に開催
2020年の世界カート選手権で危険行為を行なったとして15年間の競技禁止処分を受けたルカ・コルベリは、この判決を不服として異議を申し立てているが、この公聴会が今月後半に予定されている。
写真:: FIA Karting Championship
2020年にイタリアで行われたFIA世界カート選手権で危険行為を犯したルカ・コルベリは、FIAから15年間の競技禁止処分を下された。コルベリ側はこの裁定を不服として異議を申し立て、FIA国際法廷の決定に対して控訴することを4月23日に決定。この公聴会が今月(2021年6月)末に行なわれることになった。
コルベリは2020年のFIAカート選手権で、パオロ・イッポリトと接触したことによりリタイア。これに激昂したコルベリは、走行中のイッポリトに対してバンパーを投げつけるという暴挙に出た。そしてレース終了後、コルベリはパルクフェルメでイッポリトに詰め寄り、関係者も交えた大乱闘に発展した。
イタリア当局とFIAはこの一件について調査。その結果、FIAは国際法廷の聴聞会を開いた後の今年4月、コルベリに対して15年間の競技禁止処分を下した。一時はモータースタポーツに関わることを生涯禁止するという裁定も考慮されたようだが、最終的にはモータースポーツに復帰するチャンスを与えるべきだということで、この”15年間の競技禁止”という処分に落ち着いた。
しかしコルベリ側はこの裁定は厳しすぎるとして控訴。FIAはこれを受け、6月22日に国際法廷を再び開くことを決めた。
コルベリの弁護側は以前、イタリア当局がコルベリのふたつのインシデントに対して既に処分を下しているため、FIAは同じことでさらなる制裁を下すことはできないと主張した。さらに彼らは、コルベリの行為が「他者の不当な行為を受けての怒りに駆られて行なわれた」ことや、クロスカントリースキーでは相手選手に暴行を加えても1大会の出場停止で済んだという事例があることを主張した。
前回の公聴会では、コルベリの弁護士の主張を却下。イタリア当局の処分はまだ保留中であり、この件はFIAに独立した管轄権があると判断した。そしてスキーは全く別の競技であることから、比較対象とすることを否定している。
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