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KYOJO CUP、フォーミュラ2年目の開幕戦は富下李央菜が初優勝。15歳松井沙麗はデビュー戦9位

2026年のKYOJO CUP開幕戦では、富下李央菜が予選ポールポジションからスプリント、ファイナル共に完勝した。

Riona Tomishita, TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING

写真:: Inter Proto Motorsports

 5月10日(日)、KYOJO CUPの第1戦が富士スピードウェイで行なわれた。優勝したのは富下李央菜(TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING)で、シリーズ初優勝を飾った。

 女性ドライバーのみで争われるレースシリーズとして発足し、今年で10年目を迎えるKYOJO CUP。昨年からフォーミュラカーによるカテゴリーとなったことで大きな注目を集めており、昨年の開幕大会ではインタープロトとの併催で前年比80%増の8,100人(2日間延べ)という入場者を記録、2年目となった今年はさらにその数字を伸ばし、9,400人が富士スピードウェイを訪れた。

 今回の開幕戦でポールポジションを獲得したのは昨年ランキング7位の富下。従来のコースレコードを大きく更新してみせた。2番手はジョアンヌ・チコンテ(nat team KCMG)で、昨年F1アカデミーに参戦した17歳がKYOJOデビュー戦でいきなりフロントロウを獲得した。

 KYOJO CUPは、土曜日に10周のスプリントが行なわれ、そのスプリントの順位を基にしたグリッド順で、日曜日に15周のファイナル(決勝)を行なうフォーマットとなっている。共にローリング方式でスタートが切られる中、富下とチコンテはスプリント、共に安定したペースでライバルを離していき、それぞれ1位、2位でフィニッシュした。富下にとってはKYOJO CUP初優勝となった。

写真: Inter Proto Motorsports

 一方で3番手以下の争いは非常に白熱したものとなったが、上位2人と遜色ないペースで追い上げてきた斎藤愛未(SCS TEAM TOM'S)が、佐藤こころ(TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING)、翁長実希(nat team KCMG)を攻略して3位表彰台を獲得。4位は翁長、5位は久々のシリーズ復帰となった三浦愛(Team ReFa with AIWIN)だった。

 昨年は5戦4勝という圧倒的な強さでKYOJOフォーミュラの初代女王となった下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL)は、予選で9番手に沈み、スプリントでの追い上げにより6番手スタートとなったファイナルでも、バトルで意地を見せながらも厳しい戦いを強いられ7位に終わった。下野はレース後SNSで「驚く程のストレートの遅さで防戦一方のレースになってしまいました」と振り返っている。

 ウイリアムズF1チームからサポートを受ける15歳の松井沙麗は、これが4輪レースカテゴリーでの初レースに。予選8番手とシングルグリッドを確保し、ファイナルでは9位に入ってポイントを獲得した。

 スプリント、ファイナル共に完勝し、ポイントリーダーとして第2戦を迎える富下は「すごく嬉しいです。今日も序盤は緊張していて、スタート直後の1コーナーではブレーキングポイントに悩みましたし、前に誰もいないのでレースペースを作ることに苦戦しました。今回についてはメンバーの位置関係が去年とは違っていたので、次戦はどのような展開になるかわかりません。今年はシリーズチャンピオンを狙っているので、気を抜かずに次も1位を目指します」とコメントした。

 なお次戦は7月18日、19日の開催で、スーパーフォーミュラ富士大会と併載される。

 
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