女性限定シリーズKYOJO CUP、2025年シーズンからの車両変更を準備中。新車両はフォーミュラか?

女性ドライバーによるレースシリーズであるKYOJO CUPは、2025年シーズンより新車両にスイッチする方向で準備をしているようだ。

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 2017年よりスタートした、女性ドライバーによるレースシリーズ『KYOJO CUP』。同シリーズが2025年シーズンより、新たな車両にスイッチする方向で準備を進めていることが分かった。

 歴代王者として小山美姫や三浦愛が名を連ね、多くの女性ドライバーにとっての活躍の場として活気を見せているKYOJO CUPはこれまで、VITA CLUB株式会社が販売するレース車両『VITA』で競われてきた。VITAは低コストかつハイクオリティの車両として様々なレースで使用されている。

 ただKYOJO CUPではさらなる安全性向上や参戦ドライバーの技術向上も見据えて、2025年より新たな車両にスイッチするようだ。motorsport.comの調べによると、それはどうやらフォーミュラカーだという話もある。

 近年はフォーミュラカテゴリーにおいても、女性限定のシリーズが開催されて女性ドライバーの活躍の場が増えている。2019年にはWシリーズが発足し、コロナ禍による中止を挟んで3シーズンが開催された。2023年からはF4車両で争われるF1アカデミーが発足し、今季からはF1との結び付きも深まり、F1のサポートレースとしてF1チームのリバリーをまとったマシンで走っている。

 もしKYOJO CUPでフォーミュラカーの導入が実現すれば、日本で初めての女性ドライバーのみによるフォーミュラカーカテゴリーが誕生することになるが、今後の動向が気になるところだ。

 8年目を迎える2024年シーズンのKYOJO CUPは、富士スピードウェイを拠点に全6戦が開催予定。7月19日〜21日に開催される第2戦、第3戦はスーパーフォーミュラ第4戦との併催となっており、今まで以上に多くの注目を集めることになるだろう。

 

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