ル・マン参戦を試みるマクラーレン、LMP1規則の改定を望む

マクラーレンのザク・ブラウンは、ル・マン24時間レースを含むWEC LMP1クラスに復帰することを目論んでいるようだ。

 マクラーレンのマネージングディレクターであるザク・ブラウンは、現在マクラーレンがFIA世界耐久選手権(WEC)かIMSAシリーズに参戦するべく全てのオプションを評価していることを明らかにした。

 WEC LMP1クラスの参戦予算額は、もはやF1参戦レベルに匹敵するため、現時点での参戦復帰は”不可能”であると彼は考えているようだ。さらにシリーズが過去の栄光を取り戻すには、新しい方向性が必要になると主張している。

「いつかWECがリセットボタンを押す日が来ることを、私は信じている」とブラウンは述べた。

「ポルシェ956や962の時代が戻ってくるのを期待している。マニファクチャラーとプライベートチームそれぞれに勝機があるということを知ることができた時代にね」

「現行のルールで我々がシリーズに復帰することは不可能だ。一方でエントラント全員の利益のためにコスト管理がなされているLMP2クラスは成功している。今後LMP1クラスにも、その考えが適応されるのではないかと私は考えているのだ」

「IMSAでいうDPiクラスのようなものを望んでいる。そこでメーカーたちは地に足をつけて話をしている。WECにも同様の考え方が浸透し、競技規則におけるハイブリッド技術の費用対効果が見えてくれば、非常に興味深い話なのだが」

参戦予算は22億円

 現在LMP1クラス参戦のコストは高騰しているが、追加費用が膨れあがる割に、メーカー側の投資回収率はそれほど増えていないことをブラウンは指摘している。

「現在のLMP2車は、数年前のLMP1車よりも最高速度が速い。さらにシリーズをフル参戦する費用が500万ドル(約5.5億円)であるため、コストパフォーマンスから考えると参戦するかどうかを真剣に悩まされると私は思う」

「一方のLMP1車は参戦コストが膨れあがるのに対し、それほど得られるものがない。LMP1クラスがこれらを踏まえ、2000万ドル(約22億円)の予算内で参戦を可能にすれば、我々にとって非常に興味深い話になる」

「まずは経済的水準を設定し、これまでの偉大な歴史に沿うように計らってほしい。IMSAのDPiプラットフォームを再現する必要はないが、そのような考え方が必要だ。もう一つの選択肢といえば、DPiを完全にグローバルなプラットフォームにするというものだ。何度もいうが、そういう話になれば我々も興味を持てる」

 さらにブラウンは、トップレベルのカテゴリーは市販車市場と技術的関連性を維持すべきであると考えている。

「もちろん研究開発において、モータースポーツに参戦するどのメーカーにとってもメリットがなければならない。しかしそれだけではない。そもそも効率的な支出がなければ、要点をつかむことすらできない。結局、モータースポーツはマーケティングにおける課題なのだ」

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この記事について
シリーズ Le Mans , WEC
ドライバー Zak Brown
チーム マクラーレン
記事タイプ 速報ニュース