【ル・マン】フォード、耐久レース参戦の全4台のル・マン出場を望む
フォードは、耐久レースに出場する全4台で、今年のル・マン24時間レースへの出場を望んでいると明かした。

フォードは、IMSA ウェザーテック・チャンピオンシップに参戦するマシンや、昨年のFIA世界耐久選手権(WEC)のGTE プロクラスを制したマシンを含めた、フォードGTの全4台がル・マン24時間レースに出場することを望んでいる。
そのフォードは、先日行われたロレックス・デイトナ24時間レースのLMGTクラスで優勝を果たし、耐久レースにおける強さを発揮した。
ル・マン24時間レースに向けて、フォードのマシンは3台が自動的にエントリーされているが、IMSA ウェザーテック・チャンピオンシップに参戦するマシンのエントリーが保証されておらず、この1台については本日2月2日にフランスで16時(日本時間同日24時)から行われる記者会見で明らかになる。
フォード・レーシングの代表であるデイブ・ペリカックは、フォードの4台のマシン全車がル・マンに出場することを希望していると話した。
「私はこれから記者会見に向かう飛行機に乗るところだが、望みを抱いている。2016年のル・マンで優勝したマシンと、その他2台の計3台は、おそらくエントリー可能だろう。問題はもう1台がエントリーできるかどうかだ」
「私はデイトナでFIAとACO(フランス西部自動車クラブ)の上層部と面会した。いずれにせよ、今はまだわからないが、期待している」
フォードの4台が参戦を継続する可能性はあるのかと尋ねられたペリカックは、「その可能性はある」と答えた。
「これらのマシンを保持するには多額の資金が必要だ。WECのマシンをここへ持ってきたり、我々のマシンをどこかへ運んだりするのに関しては特にそうだ」
「スタッフを増やせば増やすほど、よりチームワークや友情を築き上げていくことになる。デイトナ24時間レースでは、我々のヨーロッパのチームがアメリカに来て、ガナッシのショップがあるインディアナポリスで隠し事もせず共に働いた」
「こうやって隣同士で働くことは、プログラム全体にとって有益な事だ。大きなレースがある際は常にこうするのが良いだろう。我々はそうするつもりだが、約束はできない。これにはたくさんのことが関係しているのだ」
3月15日から開催されるセブリング12時間レースに、フォードGTの4台全てがエントリーするのか、という話題についてはこう話した。
「それも可能だが、今は何も確定していない。これに関しては本当に何も動き出していないが、可能性はあるだろう」
2017年のル・マン24時間レースのエントリーリストは、本日2月2日の16時(日本時間同日24時)に発表される。
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この記事について
シリーズ | Le Mans |
チーム | フォード・レーシング |
執筆者 | Charles Bradley |