【ル・マン24h速報】トヨタ”魔の夜”の餌食に/12時間経過

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ル・マン24時間レースもスタートから12時間を経過。トヨタの2台が相次いでストップするというまさかの展開の中、ポルシェ1号車が首位に立った。

 今年のル・マン24時間レース、夜はトヨタにとって、まさに”魔”の時間帯となった。

 まずスタートから8時間を迎えようかという頃、2番手を走っていた8号車トヨタTS050ハイブリッドにトラブルが発生。フロントホイール周辺から白煙を上げ、緊急ピットインを行った。

 8号車のトラブルはフロントのモーター。この交換に時間がかかったことで、その間にバッテリーも交換したという。結局この作業に2時間もの時間を擁し、大きく順位を落としてしまうこととなる。

 この8号車のトラブルは、トヨタにとって悪夢の始まりでしかなかった。

 9時間が経過した頃、66号車のフォードGTが、右リヤにトラブルを抱えて単独スピン。なんとかピットに戻ったものの、グラベルの砂利をコース上に撒き散らしてしまう。この清掃のためにセーフティカーが出動。首位を走っていた7号車トヨタTS050ハイブリッドはこのタイミングでピットイン。小林可夢偉が乗り込んだ。

 セーフティカー解除のタイミングで、トヨタにふたつ目の悪夢。小林がドライブする7号車TS050ハイブリッドが、メインストレートで加速できなかったのだ。7号車はなんとかピットまでたどり着こうと頑張るも、徐々にスピードが緩み、コース脇にストップ。小林はなんとか修復を試みるも功を奏さず、結局マシンを降りることになった。クラッチのトラブルだったようだ。

 これでトヨタ勢で現実的に優勝を狙えるのは、7号車に代わって首位に立った1号車ポルシェ919ハイブリッドの1周遅れで走る9号車TS050ハイブリッド。こちらにトラブルはなく、「追い上げよう!」との無線交信が飛んだ直後、まさかの左タイヤバースト。このバーストは、LMP2クラスのマシンに追突されたことで引き起こされたもののようで、マシンのリヤエンドが大破してしまう。ドライブを担当していたニコラス・ラピエールは、モーターのみで走行しなんとかピットにたどり着こうとするも、途中でバッテリー残量がなくなってしまい、走行を諦める。

 立て続けにトヨタ2台がリタイアするという、なんとも信じられないような光景。ストップした2台のTS050ハイブリッドを排除するため、セーフティカーが出動する。

 これで、1号車ポルシェ919ハイブリッドは悠々の一人旅。走行を続けているLMP1クラスのマシンは、2号車ポルシェ919ハイブリッドと8号車トヨタTS050ハイブリッドのみ。しかしこれらのマシンもトラブルに見舞われたため、2号車は18周遅れ、8号車は28周遅れである。

 総合2番手には、LMP2クラスの31号車レベリオン・レーシングが浮上。総合3番手には38号車ジャッキー・チェンDCレーシング、4番手には13号車レベリオン・レーシングと、LMP2クラスが、LMP1勢の脱落によって上位に上がってきている。

 LM-GTE Proクラスは95号車アストン・マーチン・レーシング、97号車アストン・マーチン・レーシング、51号車AFコルセの3台が2秒間隔の接戦を演じている。LM-GTE Amクラスは、84号車JMWモータースポーツのマシンが首位を走っている。

 レースはあと12時間である。

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この記事について
シリーズ Le Mans , WEC
イベント名 ル・マン24時間レース
サブイベント Race
サーキット ル・マン
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース