【ル・マン24h】アストンマーチン代表「最後の戦いは”命懸け”だった」

アストンマーチンのチーム代表デイビッド・リチャーズは、GTEプロクラスの最終週まで続いたトップ争いは、命懸けのバトルだったと語った。

 2017年のル・マン24時間レースで最もスリリングな決着が見られたのは、LM-GTEプロクラスだった。トップを走っていた63号車コルベットのジョーダン・テイラーと、97号車アストンマーチンのジョナサン・アダムの争いは、ファイナルラップまで続いたのだ。

 アダムは、最終コーナーのフォード・シケイン出口でテイラーを捉え、クラストップでファイナルラップに突入。タイヤを壊した63号車コルベットに追いすがる力はすでになく、97号車アストンマーチンがクラス優勝を飾った。63号車は、タイヤがパンクしスローダウン。満身創痍でフィニッシュラインにたどり着いたものの、67号車フォードにもかわされクラス3位で24時間の戦いを終えた。

 アストンマーチン・レーシングの代表を務めるデイビッド・リチャーズは、「僅差の争いになることは前々からわかっていた」と語った。

「コルベットと最後のピットストップを揃えた我々は、バトルが”食うか食われるか”の、命懸けの争いになると思っていた。我々とコルベット、勝つのはどちらかだとね」

「スタートからフィニッシュまでを含め、最も特別で素晴らしいレースのひとつだった」

 ダレン・ターナーとダニエル・セラと97号車をドライブし、フィニッシュを担当したアダムは「コルベットは最後のスティントを通して速く、ある時点で彼(テイラー)は7~8車身分のリードを持っていた」と語った。

「最後のピットストップでリードできそうなところだったが、彼らが前に出た。その時の無線での会話は『OK、これがル・マンだ。勝ちたいなら、抜くしかない』だった」

「彼のペースは力強いものだった。だけど僕は、彼の弱点はインディアナポリスへの進入からアルナージュまでのエリアだったと感じた。だから僕が彼の背後につけた時、チャンスがないとわかっていたけど、行くしかないと自分を奮い立たせて、アルナージュで彼のインに飛び込んだんだ」

「コーナーの立ち上がりで少し接触があり、ギャップが広がってしまった。だけど彼はミュルサンヌ・ストレートの第2シケインで派手にタイヤをロックさせていた。それから、彼がいくつかの場所であまりにも早くブレーキングをするようになったんだ」

「その後、最終コーナーで彼の左フロントタイヤが剥離し始めているように見えた。それから、コーナー出口まで辛抱強く待ち、彼をそこで抜いたんだ」

「みんな、ファイナルラップの準備をしてラインを横切るものだから、僕は奇妙な感覚がした。感情的にすごく冷めていたんだ」

「だけど、24時間”それ”を待っていたんだから、フィニッシュしなければならないことはわかっていた。チャンスがあるのだから、それを掴まなければならなかった」

「コルベットとは何度もバトルをしたし、僕たちは本当に互角だったと思う。鍵になったのは彼らを追い詰めたことと、ミスを誘ったことだ。そして、残念ながらジョーダンはミスを犯した」

「彼らのマシンは終始強かったし、週末を通して本当にペースが良かった。すべてのマニュファクチャラー間でバトルはフェアだった。すごく接戦だったし大変だったけど、プロとしてそういうレースを愛している」

「ライバルたちと僅差で、バトルがクリーンである限り、ファンにとって素晴らしいことだ」

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この記事について
シリーズ Le Mans
イベント名 ル・マン24時間レース
サーキット ル・マン
ドライバー Daniel Serra , Darren Turner , Jonathan Adam , Jordan Taylor
チーム アストンマーチン・レーシング , コルベット・レーシング
記事タイプ 速報ニュース