【ル・マン24h】デビットソン「調子はいい。それが続いて欲しかった」

ル・マン24時間レース、トヨタは次々にトラブルに襲われた。トヨタのデビットソンとコンウェイはその心境を語った。

 ル・マン24時間の決勝、速さに利があるとみられたトヨタTS050だったが、日が暮れてから次々とトラブルが発生。トヨタにとってはまさに悪夢の夜となってしまった。

 8号車トヨタには、フロントモーターにトラブルが発生。修復作業に2時間を費やしたが、コースに復帰し、トヨタ勢で唯一レースを走り続けている。

 アンソニー・デビットソンは、次のようにコメントした。

「我々のクルマに降りかかった問題が何かは正確には分からない。幾つかの部品を交換して、バッテリーも交換したのは知っているけど、エンジニアと詳しい話をしたわけではないので、正直なところ詳細は知らない」と、彼はトラブルについて語った。

「こうしたトラブルが襲ってくるのは初めての経験だが、ル・マンはこういうことが起こるレースだ。3台のクルマが1時間ちょっとの間に次々とトラブルに襲われるなんてまったく予測はしていなかった」

 ライバルとなるポルシェにも、トラブルは発生。2号車は早い段階で約1時間のストップを強いられたが、辛抱強く走り続けてレース残り1時間の時点で総合首位、トップを走行していた1号車は、油圧トラブルでまさかのリタイアとなっている。

「我々トヨタもポルシェも、それも両チーム合わせて5台共にトラブルが降りかかるなんて前代未聞だ。2015年にはアウディ、トヨタ、ポルシェと3チームが参加したLMP1だったが、全車ノートラブルで走りきった。今年はその正反対で、全車にトラブルが降りかかった。こんなことはいままで経験したことがなかった」

 8号車は諦めずに走行を続け、クラス2位。総合では9番手となっている。

「チームメイトは2台ともリタイアしたが、我々の8号車はトップグループではないが、まだ走っている。残念なことは我々のクルマは非常に状態が良いことだ。気温が高いので昼間は少し厳しいが、夜はまったく問題ない。昼間だってオースチンに比べると何ともない。この調子が最初からずっと続いて欲しかった」

 7号車には、トップを走行中にクラッチに問題が発生。ピットへの帰還かなわず、リタイアとなった。7号車のメンバーであるマイク・コンウェイは「我々のクルマはとても良かった」とコメントした。

「テストデーでここに到着して以来、大きな問題は全然でなかった。3台とも非常に安定した走りを見せてきたし、性能が高く、十分に勝てる力を持っていたと言える。それがあるとき急に揃ってトラブルに襲われるなんて、誰が予想しただろう」

「そのうち、我々の7号車と9号車がリタイア。とても信じられない気持ちだ。気温が高くて心配されたが、問題は無く運転にはまったく支障をきたさなかった。それが、いきなりクラッチがいかれるなんて、これまでのテストでもまったく問題なかっただけに、驚いている。いまは、残った8号車が最後まで頑張ってくれて、少しでも上位でゴールしてくれることを祈る」

 レースは残りわずか。8号車は、諦めずにプッシュを続けている。

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この記事について
シリーズ Le Mans , WEC
イベント名 ル・マン24時間レース
サーキット ル・マン
記事タイプ 速報ニュース