【ル・マン24h】2号車ポルシェ「リスクを犯し勝利を手に入れた」
全てのLMP1車両がトラブルに悩まされた今年のル・マン24時間レースで勝利したのは、2号車ポルシェ919Hybridだった。






全てのLMP1車両がトラブルに悩まされた今年のル・マン24時間レースで勝利したのは、2号車ポルシェ919Hybridだった。
ブレンドン・ハートレーとティモ・ベルンハルト、アール・バンバーらが乗る2号車ポルシェはレース序盤、フロントアクスル・モーターのトラブルを抱えた。その時の様子についてバンバーは次のように語った。
「今日のようなシチュエーションでポルシェが勝利できたというのは、ミラクルだ。でもそれも耐久レースならではだね」
「そのトラブルが発生した時、僕がドライブを担当していたのだけど、”バンッ”と異音が起こったんだ。ピットに戻って、チームがトラブルの原因を調査した。そして1時間以内に修繕を終えて、レースに復帰することができたんだ」
「最初の目標はトップ5だった。でも、それが表彰台となり、結局優勝となった」
「僕たちは勝利するまでその様子を見守った。僕たちが無事にゴールできる確証はなくて、最後のその時まで何か異変が起きるのではないかと思っていた。ピットは緊張で張り詰めていたし、誰もが常に全力だった」
「もはや、あのレースはスプリントレースだった。始めにトラブルを喫した僕たちには失うものなんてなかったから、とにかく全てにおいてリスクを犯した。そしてその報酬として勝利を手に入れた」
またバンバーにとって、これが2度目のル・マン24時間レース勝利になる。またカート時代からの友人であるハートレーとともに勝利したことは、何よりも特別なものになったという。
「信じられないよ。幼少時代からの友人であるブレンドンと勝利できたんだ」
「僕たちは7歳の頃から知り合っていた。それに運転の仕方を教えてくれたのは彼だった!」
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この記事について
シリーズ | Le Mans |
イベント | ル・マン24時間レース |
ロケーション | Circuit de la Sarthe |
ドライバー | アール バンバー |
チーム | ポルシェ・チーム |
執筆者 | Charles Bradley |