【ル・マン24h】7号車はクラッチ、9号車は他車の追突が原因か!?

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レーススタートから12時間経過、トヨタは3台ともマシントラブルを抱え、2台が実質リタイア。8号車トヨタはトップから約30周遅れている状況だ。

 レーススタートから9時間後、サルテ・サーキットは夜の帳が落ち、漆黒の闇に包まれていた。その中でトヨタに魔の手が忍び寄った。

 それまでの9時間は7号車トヨタTS050Hybridがほぼレースをリードしており、2番手の1号車ポルシェ919Hybridに対し1分差をつけた。さらに9号車トヨタは8号車トヨタと2号車ポルシェがトラブルに見舞われたため、3番手に浮上していた。

 レース10時間経過後、フォードGTがスピンを喫し、インディアナポリス周辺のコース清掃のためセーフティカーが出動した。セーフティカーが隊列から外れ、各車がいざ加速しようというところ、7号車トヨタがクラッチのトラブルを抱えて失速した。

 7号車トヨタをドライブしていた小林可夢偉は、しばらく1速で周回していたが、ポルシェカーブの手前で1度マシンを止めてエンジンをストップさせた。その後はフロントのモーターのパワーのみで走行を続けた。

 なんとかピットに漕ぎつけようと試みたがそれは叶わず、小林は降車。観客席からは小林に対して暖かい拍手と声援が送られた。

 姉妹車たちが優勝争いから遠ざかったことで、トヨタは9号車に一縷の望みをかけるが、レース開始から11時間経過後、ダンロップカーブで9号車はスピンを喫し、左リヤタイヤをパンクさせてしまった。LMP2クラスの車両と接触したのが原因とみられており、チームもTwitterでそうコメントしている。挙動を乱してスピンした9号車は、その勢いのままグラベルに入った。グラベルを抜け出しピットに戻る9号車だが、左リヤは大きく損傷しており、一時はリヤから出火していた。

 左リヤタイヤがバーストし、ホイールが露出した状態であるため、ほぼ3輪で走行する9号車トヨタ。ポルシェカーブまでモーターのパワーで戻ってきたが、一時停車した。再びギヤを入れてなんとか動き出すものの、ピットレーン入り口手前でエネルギー不足となり、9号車は再び停車。ここでレースを諦めることとなった。

 これで7号車トヨタと9号車トヨタは実質的にリタイアということなり、残るは8号車トヨタという状況になった。

 8号車トヨタは無事にレースに復帰することができたが、パワートレインの交換を決行したため、トップからは30周ほど遅れをとっている。

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この記事について
シリーズ Le Mans
イベント名 ル・マン24時間レース
サーキット ル・マン
ドライバー 小林 可夢偉 , ニコラ ラピエール
チーム Toyota Gazoo Racing
記事タイプ 速報ニュース