【ル・マン24h】特別編成で9号車担当のロペス「状況を理解している」
ホセ・マリア・ロペスは、当初7号車の担当であったが、ル・マン24時間に向けた特別編成として9号車に乗り替わるすることに納得しているという。








今季よりWECトヨタのクルーの一員になったホセ・マリア・ロペスは、当初7号車の担当であったが、ル・マン24時間に向けた特別編成として9号車に乗り替わることとなった。
ロペスは、開幕戦シルバーストンでクラッシュした影響で背中に怪我を負った。それが理由で第2戦WECスパを欠場していた。
そして来月に控える第3戦ル・マン24時間レースでは、7号車ではなく9号車のクルーとして、ニコラ・ラピエールと国本雄資と共に参戦することになる。もともと9号車担当だったステファン・サラザンは、ロペスに変わって7号車を担当する。
トヨタはふたりをスワップさせた理由として、ロペスがル・マンに向けて十分な走行経験を積むことができなかったことを考慮したと明らかにしている。
ロペスはmotorsport.comに対し、次のように語った。
「僕は完全に理解しているよ。僕はチームとともにあるのだから。それに7号車に僕が乗ったら、チームに大きな損失が生まれると思う」
「サードカーに乗ることでは何の変わらない。僕たちには他のマシンと同じだけのチャンスがあるはずだ。レースは厳しいだろうが、僕たちは良いクルーだ」
「チームにとって非常に重要なレースであるし、全ての要素において最適化を図っている。ステファンはとても速いし、ル・マンにおいてとても優れた人材だ」
ロペスは、シルバーストンでのクラッシュについて次のように語った。
「僕は絶望的になんかなっていないよ。レースは良い時と悪い時があるのを理解している」
「僕は何も言い訳するつもりはない。良い点で言えば、僕はスピード面に自信を持てたし、競争力があると思えた」
「その一方、僕はLMP1マシンの経験が少ない。そのせいで実際にマシンをコントロールすることができない場面が多々ある。例えばシルバーストンのように、僕はウエットをスリックタイヤで走った経験がなかった」
ロペスは6月4日に始まるル・マン公式テスト日から、再びマシンをドライブすることとなる。
「僕はル・マンを本当に楽しみにしているんだ。長い間、待ち焦がれていた」
「僕は自信があるし、ル・マンの走行が未経験なのは問題にはならないと思う」
【関連ニュース】
【ル・マン24h】トヨタ、ドライバー編成を変更。必勝体制を敷く
【WEC】デビュー戦の国本雄資「悔しい。うまく戦えると思っていた」
【WEC】スパ欠場ロペス、FEも欠場の可能性。「最優先はル・マン」
この記事について
シリーズ | Le Mans |
イベント | ル・マン24時間レース |
ロケーション | Circuit de la Sarthe |
ドライバー | ホセ・マリア ロペス |
チーム | Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | Scott Mitchell |