松田次生、”同期”佐藤琢磨の快挙に刺激「僕はル・マンを勝ちたい」

インディ500を制した佐藤琢磨とレーシングスクール時代の同期である松田次生は、「僕はル・マンを勝てれば嬉しい」とその想いを語った。

 今年もスーパーGTで活躍する#23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生は、SRS-F(鈴鹿サーキット・レーシングスクール-フォーミュラ)時代の同期である佐藤琢磨が、日本人として初めてインディ500を優勝いたことに、大いに刺激を受けているという。

 6月6・7日に鈴鹿サーキットで行われたスーパーGTのタイヤメーカーテストではライバルを圧倒する好タイムを記録し、中盤戦での挽回に向け大きな手応えをつかんでいた松田。琢磨のインディ500優勝という一報を知った時のことについて、このように語ってくれた。

「本当にビックリしました。僕はライブでは観ていなかったんですけど、新聞で見た時に『おぉ、マジか!』と思いました。彼はヨーロッパで(レースキャリアの)道を進んで、僕は日本のレースで戦ってきました」

 SRS-F卒業後、琢磨はヨーロッパに渡りF1へとステップアップ。一方、松田は国内レースを主戦場としてフォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)では2年連続チャンピオンに輝く快挙を成し遂げた他、スーパーGTでも2014・2015年と連続チャンピオンを獲得している。

 戦うフィールドこそ違ったが、お互いの存在が刺激になり、これまで切磋琢磨し続けてきたという。

「僕は日本でチャンピオンを獲るという目標を立てて、彼はヨーロッパに渡ってF1へ行ったり、いろんなカテゴリーで結果を出すということを言っていたので、その夢が叶ったという意味では凄いなと思います」

「SRS-Fで同期でしたが、彼は色んな意味で結構ストイックなんですよね。走るだけじゃなくて色々なマネジメントとかにしてもそう。インディで8年やろうと思ったら、彼一人の力じゃ多分無理なので、周りの人を引き込んで8年戦って、そこで(インディ500に)勝つという執念は、彼の持ち味だと思います」

「僕もGTでは(チャンピオンが)獲れないのかなと思っていましたが、12年目でチャンピオンになったりとか。土俵は違いますけど、お互いに切磋琢磨しています」

「彼も海外にいるので、最近は連絡は取っていないですけど、前に琢磨選手がスーパーフォーミュラに乗る時とか『ギヤとか分かったら教えて』という話は少しありました。今でも、会えば『元気?』みたいな感じで気軽に喋ります。(彼が日本に)帰ってパーティーとかあったら、僕も出てお祝いしたいですね」

 そして、琢磨のインディ500優勝に刺激を受けたのか、松田は今後の目標のひとつとして、もうひとつの世界三大レースである“ル・マン24時間”への挑戦を続けていきたいと語った。

「彼も三大レースのひとつであるインディ500を獲ったので、僕はル・マン24時間レースを獲れれば嬉しいですね。今年はチャンスはないので、来年以降もトライしていきたいです」

 今年のル・マン24時間レースは、ちょうど日本時間の14日夜から走行セッションが始まる。松田はそれを、どのような想いで観るのだろうか?

取材・執筆/吉田知弘

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シリーズ Le Mans , IndyCar , スーパーGT , WEC
ドライバー 佐藤 琢磨 , 松田 次生
記事タイプ 速報ニュース