レースレポート
ル・マン24時間 24 Hours of Le Mans

トヨタ8号車が総合トップ! 雨が強まりSCでレース折り返し|ル・マン24時間:12時間経過

2024年のル・マン24時間レースは折り返しの12時間が経過。トヨタ8号車が総合首位に立っている。

#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

写真:: Alexander Trienitz

 日本時間の6月15日23時にスタートした2024年のル・マン24時間レース。半分となる12時間が経過し、トヨタ8号車がレースをリードしている。

 スタートから6時間が経過しようというところでは、フェラーリカスタマーのAFコルセ83号車が首位を走行。日没を迎え各車のフロントライトの輝きが目立つようになってくる中、雨雲がサルト・サーキットに再接近した。 

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 アルナージュ付近で一気に雨量が増し、たまらず多くのマシンがレインタイヤに交換。雨が強まる直前にピットインしていたフェラーリ50号車はスリックタイヤでペースが上がらず、平川亮が乗るトヨタ8号車にオーバーテイクを許した。

 フェラーリ50号車は雨がすぐに収まると見てステイアウト。僚機51号車もピットインし新品のソフトタイヤを装着した。

 一方、レース序盤に同様の賭けを成功させて主導権を握った首位のAFコルセ83号車はレインタイヤでそれより30秒ほど速いペース。2番手のポルシェ5号車、3番手のトヨタ8号車もそれに近いペースを維持した。

 しかしLMGT3クラスのアイアンリンクス60号車ランボルギーニがクラッシュし、フルコースイエロー(FCY)となったことでフェラーリ2台の傷が大きく広がることなく、その間に雨雲がサーキットを通過。フェラーリ勢のペースも徐々に上がっていった。

 AFコルセ83号車やトヨタ8号車を含め、レインタイヤを履いたマシンがピットインしてスリックタイヤに戻すと、フェラーリ50号車が2番手に浮上した。

 首位を保ったAFコルセ83号車だったが、周回遅れのBMW15号車を抜こうとする際に接触。15号車はスピンし、フロント部分からガードレールに激突。ミュルサンヌ手前でマシンを止めた。

 これにより、このレース初めてのセーフティカー(SC)が残り17時間22分のところで出動した。バリア修復のため、しばらくそのままSC走行が続いたが、SC出動から1時間ほどで再び雨が降り始めた。

 1時間30分を超えるSC走行によりタイヤが冷えきり、雨も降る中でレースはリスタート。総合2番手につけていたポルシェ5号車はステイアウトしたが、ほとんどのマシンがピットインしてレインタイヤに交換した。

 スリックタイヤのまま走る5号車のペースはレインタイヤを履くマシンより1周40秒近く遅く、あっという間にAFコルセ83号車、トヨタ8号車に交わされてポジションダウン。そしてこのタイミングで、83号車にはBMW15号車とのクラッシュを引き起こしたとして、30秒のストップ&ゴーペナルティが出された。

 LMP2クラスのマシンがエンジントラブルでコースサイドにマシンを止め、スローゾーンが設定されたタイミングで83号車がペナルティを消化し6番手に後退。これで平川亮が駆るトヨタ8号車が、ポルシェ6号車に25秒リードし総合首位に立った。

 また、トヨタはニック・デ・フリーズがステアリングを握る7号車も3番手。予選からレース序盤まで歯車が噛み合わないシーンが続いたが、難しいコンディションの中で着実に順位を上げてきた。

 レース残り15時間を切り、各車がウエットからスリックタイヤに履き替え。セバスチャン・ブエミが駆るトヨタ8号車のリードは11秒となった。しかしトラフィックの影響か、ローレンス・ヴァンスールが駆るポルシェ6号車が8号車に急接近。しばらく2秒弱のギャップのまま周回を重ねていったが、その後8号車は再び6号車を突き放すことに成功した。

 レース展開が落ち着き、局所的なバトルやスピンこそあるものの、各車が夜明けを目指して淡々と走っていたが、レース開始から11時間経ったところでまたしても雨が降り始めた。

 LMP2クラスのクラウドストライク・レーシング by APR45号車の左リヤタイヤが外れ、コースサイドにマシンを止めたことでフルコースイエロー(FCY)が出されたこともあって、ここではステイアウトを選ぶマシンもなく、続々とピットインしてタイヤを交換した。

 今回の雨はすぐに止まず、むしろ強まるばかり。危険なコンディションだと判断され、このレース2度目のSC出動でレース折り返しの12時間を迎えた。

 首位トヨタ8号車の真後ろにはポルシェ6号車がぴたり。トヨタ7号車も3番手と好位置に続いている。

 フェラーリ勢は50号車の4番手が最上位。それでもカスタマーの83号車を含め、3台がリードラップに残っている。

 LMP2クラスは、AFコルセ183号車が首位。宮田莉朋が乗る37号車クールレーシングは、宮田のスティントでスピンがあったもののペースは良く、クラス2番手となっている。

 LMGT3クラスは、マンタイ・ピュアレーシング92号車ポルシェが首位、マンタイ・EMA91号車ポルシェがそれに続いた。

 佐藤万璃音と濱口弘が乗る95号車ユナイテッド・オートスポーツのマクラーレン720S GT3 Evoはクラス5番手、木村武史が乗る87号車Akkodis ASPチームのレクサスLC F GT3は相次いでペナルティを受けクラス8番手、星野敏が乗る777号車D’station Racingのアストンマーティン・ヴァンテージGT3 Evoはクラス13番手、小泉洋史が乗る82号車TFスポーツのシボレー・コルベットZ06 GT3.Rはクラス17番手をそれぞれ走行している。

 レースコントロールは雨がしばらく続き、強まる見込みでもあるためSC走行は長引くとアナウンスしている。レースは前半を終えたばかり。まだまだ何が起こるか分からない。

 

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