ル・マン24時間ワンツーのトヨタ日本人コンビが凱旋会見。「最終コーナーまで気が抜けなかった」と小林可夢偉
2021年のル・マン24時間レースでワンツーフィニッシュを達成した中嶋一貴と小林可夢偉が凱旋会見に出席。トヨタとしての4連覇を達成したレースを振り返った。
写真:: Rainier Ehrhardt
2021年のル・マン24時間レースでワンツーフィニッシュを飾ったTOYOTA GAZOO Racingの小林可夢偉と中嶋一貴。スーパーフォーミュラ第6戦で揃って同カテゴリーへの復帰を果たすふたりは15日(金)、同レースの舞台であるツインリンクもてぎで行なわれた凱旋会見に出席した。
TOYOTA GAZOO Racingとしては、今年でル・マン4連覇。7号車を駆る小林にとっては悲願のル・マン初制覇となった。
その小林は会見の冒頭、「これまで悔しいレースが続いている中で、こうやって挑戦できて良かったと思います。サポートしていただいたトヨタ並びにサプライヤーの皆さん、そして豊田章男社長に感謝したいです」と一言。ル・マンの厳しさを身をもって知っている彼は、「最終周に入っても気が許せませんでした。『大丈夫かな』と思えたのは(チェッカー直前に)最終コーナーを抜けてからですね」と緊迫の最終スティントを振り返った。
一方8号車をドライブした中嶋は個人としてのル・マン4連覇は達成できなかったものの、小林の初優勝を素直に嬉しく思うとして、次のように語った。
「もちろん優勝を目指していたので残念な気持ちも多少はありましたが、チームとして4連覇することが最大の目標でしたので、嬉しく思っています。7号車は過去に何度も不運があったので、その7号車が優勝したことにはおめでとうという気持ちです」
また、小林はこれまで「ル・マンの勝利の女神に見放されている」とも言われてきたが、過去の悔しい経験が、“勝利の女神”との向き合い方についての考えを改めるきっかけになったと話した。
「神様に“お願い”すること自体が間違っているんじゃないかな、と思います。そうではなくて、神様に感謝して、神様のために何かをしないといけないと思わされました」
「そういう意味では、勝てなかったル・マンで、自分が本来やらないといけないことを勉強させてもらったと思っています」
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