WEC 24 Hours of Le Mans

トヨタのル・マン24時間連覇は5でストップ。100周年記念大会は「我々のレースではなかった」と小林可夢偉チーム代表

2023年のル・マン24時間は7号車がリタイア、8号車が2位という結果に終わったトヨタ。小林可夢偉チーム代表は、今大会は「我々のレースではなかった」と振り返った。

公開日時: 2023/06/12 3:51

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#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid of Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa

 100周年記念大会として開催された2023年のル・マン24時間レース。6連覇を目指して2台体制で臨んだTOYOTA GAZOO Racingは7号車がリタイア、8号車が2位という結果に終わった。

 WEC(世界耐久選手権)の開幕3レースを制していたトヨタは、大会直前の性能調整によって最低重量が37kg引き上げられるなど、苦境の中でレースウィークを迎えた。レースでは同じく性能調整で24kg増となったフェラーリと優勝を争ったトヨタ勢だったが、7号車、8号車共にアクシデントに見舞われた。

 7号車はナイトセッション中、追い越し禁止の減速区間“スローゾーン”の手前、“ネクスト・スロー”の区間に差し掛かった際に前方の車両が急減速。当該車両を追い抜いてはペナルティになってしまうため7号車の小林可夢偉は減速したが、そこに後続車両が追突してしまった。ドライブシャフトにまでダメージを負ってしまった7号車はピットに戻ることができず、ここでリタイアとなった。

 一方の8号車はレース終盤までフェラーリの51号車と首位争いを展開した。ただレースをリードしていたのはフェラーリであり、8号車を駆る平川亮に対しては、フェラーリとの十数秒のギャップを縮めるべくフルプッシュの指示が出ていた。

 しかし残り1時間44分というところで、平川はタイトな右カーブであるアルナージュの手前でタイヤをロックアップさせてウォールにクラッシュ。ピットに戻ってクルーの迅速な処置によってレース復帰したものの、トップの51号車とは大きな差がついてしまい、フィニッシュまでにその差を埋めることは叶わなかった。

 結果的に、トヨタとしてのル・マン24時間連覇は5でストップ。試練のレースとなった今大会を振り返り、7号車のドライバーでチーム代表である小林はプレスリリースに次のようにコメントした。

「残念ながら、このル・マン100周年記念大会は我々のレースではありませんでした」

「7号車は私がドライブしているときに信じられないような不運に見舞われてしまいました。スローゾーンへ入る前の準備エリアで、前の車両が速度を落としたので、ペナルティを避けるためにこちらも速度を落としたところ、後方から追突されました。車両のダメージは大きく、ガレージに戻る術はありませんでした」

「それまで力強くレースが戦えていただけに、本当に厳しい結果となってしまいましたが、8号車は最後まで全力で戦い、2位でフィニッシュしてくれました。チームとしてできることは全てやりましたし、クルマから最大限のパフォーマンスを引き出し、ドライバーもベストを尽くしてくれました」

「このル・マン100周年記念大会では、チームが今までに無いほど団結して、みんなで勝利を目指し、共にレースを楽しみました。この無念を晴らすためにも、もっと強くなって戻ってこなくてはなりません。応援してくれた全ての方々に感謝いたします。本当にたくさんのメッセージを頂き、皆様の大きな支えがあることを感じました。これからもまた一緒に戦いましょう」

 

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