アロンソ、首位猛追の快走「仕事の一部を完遂。ゾーンに入っていた」
ル・マン24時間レース中盤、夜間にトヨタ8号車に乗り込み、首位を走るトヨタ7号車を猛追したアロンソは、”仕事の一部”が終わったと語った。
写真:: Marc Fleury
8号車トヨタTS050 HYBRIDのドライバーとして初めてのル・マン24時間レースを戦っているフェルナンド・アロンソは、2度目のマシン搭乗となった夜間に素晴らしい走りを見せ、姉妹車である7号車トヨタからの首位奪還に貢献した。
スタートからランデブー走行が続いていたトヨタの7号車、8号車。しかしセバスチャン・ブエミがドライブしていたタイミングでスローゾーンでの速度違反があり、8号車は痛恨の60秒のストップ&ゴーペナルティを科せられてしまった。
サーキットが完全に闇に包まれた、レース開始から10時間半が経過した時点で、アロンソが8号車に乗り込んだ。この時点で、トヨタ7号車との差は2分10秒ほどだった。
アロンソは7号車を相手にそのギャップをみるみる削り取っていく快走を見せ、中嶋一貴にステアリングを渡した時点で44秒差まで迫った。
「言うまでもなく、僕たちはプッシュしなければならなかった」とアロンソは語った。
「ストップ&ゴーペナルティでタイムを失った。セーフティカーなどで不運な状況が続いていたので、リカバリーするタイミングだった」
「夜は素晴らしい気分だった。僕はゾーンに入っていて、プッシュしてリカバリーしようとしていた。1分30秒ほど縮められたと思う。仕事の一部はやり遂げた。まだ僕たちの前には長いレースが待っている。もう少し差を詰めていく必要がある」
ル・マン初挑戦のアロンソは、レースでの夜間走行も当然初めてだったが、それについて尋ねると「問題なかった。トラフィックにフラストレーションを感じる時もあれば、ラッキーに感じることもある。ラッキーだった時には、素晴らしいフィーリングだったよ!」と答えた。
アロンソからドライブを引き継いだ中嶋一貴は、小林可夢偉の乗るトヨタ7号車と接近戦。一瞬の隙を突き首位に浮上すると、レース残り6時間を切った段階で逆に40秒ほどのリードを築いた。
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