ル・マン初挑戦のアロンソ、バトン、モントーヤ。テスト終えた3人の声

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ル・マン初挑戦のアロンソ、バトン、モントーヤ。テスト終えた3人の声
執筆: 赤井邦彦
2018/06/05 7:53

6月16〜17日に行われるル・マン24時間レースに先立ち、恒例のテストデーが3日に行われ、トヨタTS050 HYBRIDがベストタイムを叩き出した。

Official cars group photo
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#8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Fernando Alonso
#8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Fernando Alonso
#8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Sebastien Buemi, Kazuki Nakajima, Fernando Alonso, Jose Maria Lopez, Anthony Davidson
#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez, Fernando Alonso, Anthony Davidson
#11 SMP Racing BR Engineering BR1: Mikhail Aleshin, Vitaly Petrov, Jenson Button
#11 SMP Racing BR Engineering BR1: Jenson Button
#32 United Autosports Ligier JSP217 Gibson: Juan Pablo Montoya
#32 United Autosports Ligier JSP217 Gibson: Juan Pablo Montoya
#32 United Autosports Ligier JSP217 Gibson: Huge de Sadeleer, Will Owen, Juan Pablo Montoya
Fernando Alonso, Toyota Gazoo Racing

 今年のル・マンはLMP1ハイブリッド車がトヨタTS050 HYBRIDだけになり、下馬評では勝利確実と言われている。しかし、主宰者側のACO(フランス西部自動車クラブ)としてはトヨタが逃げ切るレースは望まない。よってLMP1クラスのレギュレーションを見直し、ハイブリッド車とノン・ハイブリッド車の性能差を縮める算段に打って出た。

 そうして始まった2018・2019年WECスーパーシーズンだが、開幕戦のスパ・フランコルシャン6時間レースはトヨタの圧勝に終わった。そして迎えるのが第2戦ル・マン。この伝統のレースのテストデーが3日に行われ、2週間後の本戦に向けて各チームは最後の調整に入った。

 そのテストデーでベストタイムを叩き出したのは、誰あろうル・マンのルーキーであるフェルナンド・アロンソ。トヨタTS050 HYBRIDの8号車でマークしたタイムは3分19秒066だった。

 アロンソは走行後、「TOYOTA GAZOO Racingにとって素晴らしい一日だった。レースに向けて良い準備が出来た。クルマはほぼ完璧。テストデーの仕事はコースを覚えることだった。なんと言っても僕にとればル・マンのサーキットは初めてで、これまでシミュレーターで走ったのと、去年のレースのオンボードカメラの映像を見ただけ。感想を言えば、TS050 HYBRIDのようなプロトタイプカーにとれば最高のサーキットだ。スパに比べても僕はこっちの方が好きかもしれない。特にTS050 HYBRIDはこのル・マンのサーキットに向けてデザインされたクルマだと言うことが出来る。スパはF1に合ったサーキットだから」と、語っている。

 TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS050 HYBRIDを出走させるが、昨年ポールポジションを獲得した小林可夢偉が操る7号車は3分20秒008で3番手タイム。チームやドライバーはテストデーのタイムにはそれほど拘ってはいないが、2台のトヨタの間に割り込んできたLMP1クラスのレベリオンの俊足には要注意だろう。

 SMPレーシングの11号車に乗るジェンソン・バトンもル・マンのルーキー。今年からスーパーGTでも走るバトンだが、ル・マンのスピードは別物だという。

「ル・マンカーのコーナリングスピードの速さは別物だ。クルマを信じていないと走れない速さだ。問題はコース上の混雑。遅いクルマを抜きたくてもどうしても抜けないコーナーがあることは意識しておかなくては。テストデーではもっと走っていたかった。新しいタイヤをもっと試してみたかったし、クルマのポテンシャルをもっと確認したかった。でも、目標は長い目でシーズンを見据えて。ル・マンに向けてはもう少しクルマを作りあげなくては」

 そして、今年のル・マンにはもう1人の大物ドライバーの名前が。LMP2クラスにユナイテッド・オートスポーツから参戦するファン・パブロ・モントーヤだ。

 モントーヤは2003年にF1モナコGPで優勝。インディ500は2000年と2015年に制しており、世界3大レース制覇を標榜するアロンソよりも近い立場にある。LMP2マシンとはいえ、昨年のル・マンを振り返れば可能性がないとは言えないだろう。

「今朝ル・マンに着いてすぐにクルマに乗った。ここの高速コーナーは最高だね。特にポルシェ・カーブはこれまでのドライバー人生で一番好きなコーナーかも知れない。それにマーシャルの仕事振りが秀逸で、レースが楽しみだ」

 決勝レースは6月16日の午後3時(日本時間22時)にスタートを切る。

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