ロッテラー、WEC運営に苦言「トヨタのル・マン圧勝で目を覚ますべき」

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ロッテラー、WEC運営に苦言「トヨタのル・マン圧勝で目を覚ますべき」
Jamie Klein
執筆: Jamie Klein
協力: Roman Wittemeier
2018/06/21 6:03

アンドレ・ロッテラーは、トヨタのル・マン圧勝でWECの主催者は目を覚まし、プライベーターとの差を縮める必要があると主張している。

#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna
#4 ByKolles Racing Team Enso CLM P1/01: Oliver Webb
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna
#4 ByKolles Racing Team Enso CLM P1/01: Oliver Webb, Dominik Kraihamer, Tom Dillmann
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna and #3 Rebellion Racing Rebellion R-13: Mathias Beche, Gustavo Menezes, Thomas Laurent
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna, #8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Sébastien Buemi, Kazuki Nakajima, Fernando Alonso
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna
#1 Rebellion Racing Rebellion R-13: Andre Lotterer, Neel Jani, Bruno Senna
#3 Rebellion Racing Rebellion R-13: Mathias Beche, Gustavo Menezes, Thomas Laurent, pit stop

 アンドレ・ロッテラーは、トヨタが大差で制したル・マン24時間を終えて、FIA世界耐久選手権(WEC)の運営は目を覚まし、トヨタとLMP1クラスのプライベーターたちとの差を縮める必要があると主張した。

 レベリオンの1号車に乗るロッテラーは、優勝したトヨタの8号車から13周遅れの総合4位でル・マンを終えた。姉妹車の3号車は、トヨタの2台に次ぐ3位だったが、それでも12周差をつけられている。

 ロッテラーのチームメイトであるニール・ジャニは、今年のル・マンがもっとも退屈だったと語った。LMP1クラスのプライベーターたちに、ハイブリッドシステムを積むトヨタに対抗する力がなかったことが、その一因だとしている。

 motorsport.comに語ったロッテラーもジャニの意見を支持し、WECのルールを策定しているFIAとACO(フランス西部自動車クラブ)にトヨタとの大きな差を埋めるよう、行動を起こすことを呼びかけた。

「トヨタの2台に何かあったときのために、近いところに居たかった」とロッテラーは話した。

「何も起きなかったのは、良い。だが、僕たちがトヨタと戦えなかったのは明らかだった」

「僕たちにはチャンスもなかった。それと向き合おう。ル・マン24時間レースの中で、退屈なレースのうちのひとつだった。毎ラップ、全力で走るのは難しいことは認めざるをえない。どうやってモチベーションを保てば良いんだ?」

「ACOとFIAが目を覚ますことを望む。これは彼らの判断だ。全てがそのままなら、とても退屈なスーパーシーズンになってしまう」

 バイコレスのドライバーであるオリバー・ウェッブも、ロッテラーの意見に賛同している。ウェッブは、チームメイトがクラッシュしたことにより、ル・マンの決勝を走ることができなかった。

「今年はトヨタが本当にリードしている」とウェッブはmotorsport.comに語った。

「シルバーストーンでは、レベリオンのハイダウンフォースキットが威力を発揮するかもしれないが、それでもトヨタは常に優位性がある」

「もっと燃料を搭載できるようにするのか、燃料流量を増やすのかは分からないけど、ハイブリッドとプライベーターを同じカテゴリーに留めておくなら、もっとその差を近いものにする必要がある」

EoT変更は信じられない”ジョーク”

 ACOとFIAはEoT(技術均衡値)を用いて、技術格差のあるトヨタとプライベーター間の性能調整を行っている。ロッテラーは、トヨタが支配したWEC開幕戦スパと比較し、ル・マンのテストデー前にプライベーターたちの燃料流量を減らすという決定を批判した。

「僕たちは、EoTに期待していたんだ」

「プライベーターたちのパフォーマンスをさらに下げるという決断は、ジョークかと思った」

「僕たちはトヨタと同じレベルにいたか? そんなわけない。なぜトヨタが、僕たちが彼らを追い抜くかもしれないと恐れたのか分からない」

 レベリオンの副代表であるカリム・ボウハドラはWEC主催者に対して、開幕戦スパを終えた段階でLMP1を魅力的なカテゴリーに保つために、もっと努力するよう呼びかけていた。ル・マンを終えても、その主張は変わっていない。

「我々のようなプライベートチームが今後に期待していることについて、ACOとWECは素晴らしい教訓を得たと思う」とボウハドラは話した。

「私は、彼らが大きな決断を下すと考えている」

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この記事について

シリーズ Le Mans
イベント ル・マン24時間レース
ロケーション Circuit de la Sarthe
ドライバー アンドレ ロッテラー , オリバー ウェッブ
チーム Rebellion Racing
執筆者 Jamie Klein
記事タイプ 速報ニュース