アロンソ「インディ500のように、ル・マンでも優勝を逃すかと恐れた」
アロンソは、昨年出場したインディ500のように、レース終盤にル・マンで優勝を逃すことを恐れていたと明かした。











TOYOTA GAZOO Racingの8号車のドライバーとして今年のル・マン24時間レースを制したフェルナンド・アロンソは、昨年出場したインディ500でレース終盤にリタイアしたように、ル・マンでも最後に優勝を逃すのではないかと恐れてたことを明かした。
”トリプルクラウン”(F1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディ500の制覇)を目指すアロンソは、今年トヨタの8号車の一員としてル・マンに挑戦し、見事優勝を飾った。彼は過去にモナコGPで優勝を挙げており、ついにトリプルクラウンに王手をかけた。
総合優勝を成し遂げた8号車には、最後に中嶋一貴が乗り込みフィニッシュを目指し、アロンソはガレージでその走行を見届けていた。彼はレースを見るという経験に”緊張していた”とレース後に話した。
「(優勝するのは)素晴らしい気分だ」
「非常にレースに集中していたし、最後にテレビを見ていた時はとても緊張していたので、今はまだ少しその衝撃が残っている」
「僕は自分のマシンがレースを走っているのを見ることに慣れていないんだ。通常はマシンに乗っているから。レース全体を通して、(トヨタの)2台は大体1分以内のギャップで走っていたので、僕は24時間かなり緊張していた」
「テレビでレースを見ることや寝ること、もしくはMotoGPを見ることが(マシンに乗るよりも)良いことなのどうかは分からなかった。でもMotoGPを見るのは最高のアイデアだった」(この週末はアロンソの地元スペインでカタルニアGPが開催されていた)
2017年にインディ500へ参戦したアロンソは、エンジンブローにより残り21周のところでリタイアとなった。彼は、この時のようにル・マンでも勝利を逃すかもしれないと恐れていたと明かした。
「インディカー(インディ500)はトリプルクラウンのひとつだ。僕はそれを狙って昨年挑戦した」
「僕らはレースをリードしていた。優勝にも近づいたけど、そのチャンスを逃してしまった。ここ(ル・マン)でもレースをリードしていたけど、またそのチャンスを逃すのではないかと心配していた。でも、僕たちはここで勝つことができた」
耐久の”スペシャリスト”を倒せたことに満足
アロンソは、F1においてドライバーが結果を出すためにはチームのパフォーマンスが極めて重要であると考えている。そのため、他のカテゴリーにおけるスペシャリストたちを倒すことができて、ひとりのドライバーとして非常に満足しているようだ。
「トリプルクラウンの達成と、より完璧なドライバーになれるかどうかというのは、とても魅力的な目標だ」
「F1にいると、チームのパフォーマンスに従うことになる。もしトップのチームにいたら1位か2位になれるし、3番手のチームにいたら、5位か6位になるんだ」
「だからより良い、完璧なドライバーになるためには、別のシリーズにいるスペシャリストたちを倒す必要がある」
「オーバルコースでのレースで勝ったり、ここで耐久レースのあらゆることを知り尽くしているドライバーに勝つこと、そしてここへきてこのレベルに到達するというのは、とても魅力的な目標だ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。