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アルピーヌ、課題は直線スピード不足。トヨタからは「コーナーが速いんだから当然」の声

アルピーヌは、2022年のル・マン24時間レースのプラクティスと予選を前に、直線スピード不足に取り組む必要があると語った。

#36 Alpine ELF Team Alpine A480 Gibson Hypercar of André Negrão, Nicolas Lapierre, Matthieu Vaxiviere

写真:: JEP / Motorsport Images

 アルピーヌは、ル・マン24時間レースの公式テストにおいて、直線スピードがライバルに比べて劣っていたとして、改善に取り組む必要があると語った。

 6月5日、ル・マン24時間レースの本番を前に行なわれたテストデーでは、トヨタの7号車GR010 HYBRIDがトップタイムをマーク。グリッケンハウス 007 LMHの708号車が0.2秒差で2番手に続いた。

 一方、LMP1マシンでハイパーカークラスに参戦しているアルピーヌは、LMP2クラスのマシンの後塵を拝する総合7番手でテストを終えた。

 その原因は、トップスピード不足にあるようだ。ミュルサンヌ・ストレートの第1シケイン手前の公式スピードトラップでアルピーヌが記録した最速速度は325.8km/h。トヨタ7号車とグリッケンハウス708号車の337.8km/hと比較して、大きく劣っている。

 昨年のテストでは、もっと差は小さかった。アルピーヌが329.8km/hを記録したのに対し、トヨタ8号車とグリッケンハウスの2台は331.8km/hを記録している。

 アルピーヌはBoP(性能調整)により、前戦スパ6時間レースと比べ最大出力が10kW増やされ420kWとなっているが、昨年のル・マンは最大出力が450kWだったことがその大きな要因だ。一方のトヨタ、グリッケンハウスの最大出力はほぼ昨年と変わっていない。

 チーム代表のフィリップ・シノーは、BoPを批判することを拒否し、マシンを改善する責任がチームにあると述べた。

「(トヨタやグリッケンハウスのル・マンハイパーカーに比べ)時速が10kmも落ちているのは、パワー不足の結果だ」と彼はAutosportに語った。

「我々はそれに取り組まなければならないし、改善しなければならない」

「文句は言いたくない。それは謙虚さの欠如を示すことになる」

#36 Alpine Elf Team Alpine A480 - Gibson LMP1 of Andre Negrao, Nicolas Lapierre, Matthieu Vaxiviere

#36 Alpine Elf Team Alpine A480 - Gibson LMP1 of Andre Negrao, Nicolas Lapierre, Matthieu Vaxiviere

Photo by: Nikolaz Godet

 一方で、ルールを決めているACO(フランス西部自動車クラブ)とFIAは、バランスを取るために必要であれば変更を行なうと信じているとシノーは付け加えた。

「ギャップが大きすぎるなら、議論する必要はない」と彼は言った。

「彼らは、それ(BoP)が正しくないという証拠があれば、そのテーマを検討するだろう」

 アルピーヌのドライバーであるアンドレ・ネグラオは、パワーダウンによりストレートでLMP2車両を抜くのが難しくなったと説明した。

「トヨタやグリッケンハウスはストレートで抜けるのに、僕たちはLMP2を抜くのが難しいんだ」と彼は言う。

「それがレースで大きな違いを生むだろうね」

 ハイパーカー・クラスのBoPが規定されている文書は公開されていないが、練習走行や予選とレースとの間で変更する規定はないと理解されている。つまり、変更があるとすれば、8日(水)の現地14時から行なわれるフリー走行開始前でなければならないことになる。

 また、公式テストに先立って発表されたBoPのタイトルは『ル・マン競技(Le Mans competition)』だった。昨年のタイトルは『ル・マン テストデー』だったが、BoPの修正は行なわれなかった。

 TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、ハイパーカーとLMP1マシンのアルピーヌでは、ラップタイムの稼ぎ方が違うことを指摘した。

「クルマが違えば性能も違うのは当たり前。アルピーヌが直線で遅いのは異常なことではなく、コーナーで速いんだ」

「アルピーヌが優勝した3月のセブリングでは、直線では我々の方がかなり速かったが、ラップタイムでは彼らの方が1秒速かった」

 
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