トヨタ8号車のブエミ、”アマチュア”の動きに警戒「サバイバルレースになるかも」
トヨタのセバスチャン・ブエミは、ウエットコンディションとルーキーの多さから、今年のル・マン24時間レースが生き残りをかけたレースになると予想している。
#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez
Rainier Ehrhardt
トヨタ8号車のドライバーであるセバスチャン・ブエミは、雨の影響を受けると予想されている今年のル・マン24時間レースについて、トラフィックの中を無事に切り抜けることが重要になってくると考えているようだ。
いよいよ決勝レース開始の時間が近づく第88回ル・マン24時間レース。15分間のウォームアップセッションは、ダンプコンディションで行なわれた。ほとんどのチームは走行に消極的な中、トヨタ8号車のセバスチャン・ブエミがトップタイムをマークした。
今季はコロナ禍の影響で、事前に行なわれていた合同テストが中止になっている。ブエミはその点も踏まえ、例年以上に生き残ることが重要だと考えているようだ。
「僕はサバイバルレースだと思ってレースに臨む」
そうブエミは語った。
「今までよりも接触が起こりやすくなっている。(遅いクルマを抜く時は)余裕をもって行こうと思っている」
「プロのドライバーはル・マンに来て走り出しから非常に高いレベルだ。でもテストがなかったから、アマチュアは無事にゴールすることを考えられていないんだ」
今回は9月の開催となり暗い時間が長くなっていることも、ブエミの懸念点のひとつだ。
「アマチュアは夜になるととても難しいんだ。彼らは大きなマージンを取って走っているし、(コースの)真ん中を走っていてどこに行けばいいか分からないから、本当に危険なんだ」
「時々彼らが動くこともあるが、たいていの場合は遅すぎて事故につながる。彼らはできるだけ自分たちのレースラインを守ってくれればいい。そうすれば僕たちは彼らの周りを走ることができる」
TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、「今年は新人ドライバーが多いので注意が必要だということをドライバーに説明している」と明かした。
レースは現地時間の午後2時30分にスタートするが、早ければ現地時間午後7時には雨が降り始める可能性がある。雷雨となる可能性も高く、夜にかけて雨の確率が高くなると予想されている。
予報では、日曜日の夜明け後はドライとなり、昼ごろには短時間ながらまた雨が降ることが予想されている。
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