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【アカデミー賞受賞記念】『フォードvsフェラーリ』その真実の物語ーー1966年ル・マン

クリスチャン・ベイルがケン・マイルズ役を、マット・デイモンがキャロル・シェルビー役を演じて好評を博し、米国アカデミー賞で編集賞と音響編集賞を受賞した映画『フォードvsフェラーリ』。その舞台となった1966年のル・マン24時間レースでは、一体何が起きていたのか?

Watch: 『フォードvsフェラーリ』アカデミー賞受賞記念:実際の66年ル・マンでは、何が起きていた?

 ケン・マイルズ、キャロル・シェルビー、そしてフォードGT401966年のル・マン24時間レースでフェラーリを打ち破った話は、『フォードvsフェラーリ』という映画として公開されている。そしてクリスチャン・ベイルがマイルズ役を、マット・デイモンがシェルビー役を演じて好評を博し、米国アカデミー賞で編集賞と音響編集賞を受賞した。

 ではこの映画は、どこまで事実に即したモノなのだろうか?

 この映画は、ハリウッドの期待作として、大きな注目を集めた。しかし事実と比べれば、少し展開が速く、欠けている部分もある。では、映画のどの部分が事実に忠実に描かれていて、どの部分が事実とは異なるのだろうか?

 ケン・マイルズは、カルフォルニアでのレースで、本当にシェルビーにレンチを投げたのだろうか? 彼らは殴り合ったことが本当にあったのだろうか? ル・マンで圧倒的なリードを築いていたマイルズは、どうやってそのリードを失うことになったのか? それは本当にフォード上層部からの指示だったのだろうか? 他のドライバーに勝たせたいと思っていたのは誰なのか? フィニッシュラインでは実際に何が起きたのか? そして実際の表彰台は、人々にどのように映ったのか?

 Motorsport.tvでは、ル・マン24時間のアーカイブ映像とMotorsport Imegesの写真ライブラリを使用し、さらにはモータースポーツの専門家、マイルズの息子であるピーターにもインタビューを実施……当時、実際に何が起きたのかを紐解いていく。ナレーションは、ル・マン24時間レースで9回もの勝利を収めた、トム・クリステンセンである。

 Motorspot.tvで、80年以上にも及ぶ伝統のスポーツカーレース“ル・マン24時間”の歴史的シーンを、じっくりとご堪能いただきたい。

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