スーパーフォーミュラ
「やりきったが、悔しい」ル・マン終え今も複雑な心境の小林可夢偉&平川亮が凱旋。“ヤマケン”の一言でスーパーフォーミュラに向けて発奮?
TOYOTA GAZOO Racingの一員としてル・マン24時間レースを戦った小林可夢偉と平川亮が凱旋会見に出席。今の心境などについて語った。
編集: 2023/06/17 0:26
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

6月16日、スーパーフォーミュラ第5戦が開催されるスポーツランドSUGOにて、先日のル・マン24時間レースから帰国した小林可夢偉と平川亮の凱旋会見が日本モータースポーツ記者会、日本レース写真家協会、TOYOTA GAZOO Racingの共同主催にて行なわれた。
2018年からル・マン24時間を5連覇してきたTOYOTA GAZOO Racingは、今年も7号車と8号車の2台体制で参戦。しかし大会直前に予定外の性能調整を課されるなど苦境に立たされ、予選はフェラーリにフロントロウを奪われた形でレースに挑んだ。
そのレースでは7号車が不運な追突により早々に戦線離脱。8号車は最後までフェラーリ51号車を追い詰めたものの、平川のスピンもあり逆転には至らず2位。凱旋会見に出席した小林と平川は明るい表情を見せたものの、気持ちの整理が完全についているわけではないという。
小林可夢偉(左)と平川亮
Photo by: Masahide Kamio
「まだ正直、(気持ちの)整理がついてないです」と語るのは7号車のドライバーとチーム代表を兼務する小林。しかし今回のル・マンで敗れたからこそ得られたこともあったという。
「やり切ったのは間違いない。でも悔しいです」
「ただ、悔しい中でも良かったと思えるのは、表彰台から見える旗がほとんどGRの旗でした。それは嬉しかったです。ファンの方は僕たちがやった純粋なモータースポーツを応援してくれたし、このル・マンでGRのファンがすごく増えたんじゃないかと感じました。結果が出ていたら得られなかったものも得られたと思います」
また今回トヨタに対して37kg増の性能調整が課されたことについて、小林は豊田章男会長らの助言も受け、スタートの瞬間まで“戦い”を続けたという。こういった姿勢はチーム全体の指揮を高めることにも繋がったようだ。
「今回のルール変更を受けて、どこまで戦うべきかというボーダーラインを迷いましたが、それを受け入れるのではなく、しつこいくらいに戦うということをスタートまでやりました。それがチームにも伝わった部分があったと思います」
「今回チームとの信頼関係も強くなったと思います。ヨーロッパと日本の文化は違っていて、ヨーロッパは全てにおいて戦う、交渉するという考えです。僕たちは日本人のチームですが、ヨーロッパの中で正当性を問い正すということを諦めずにやりました。それがチームにも良い影響を与えたと思っています」
一方平川も、ル・マンを終えて気持ちを切り替えるのは難しかったようだ。
「気持ちを切り替えるのは結構大変で、気持ちが切り替わったと思ったら逆の方に頭が切り替わって……というのを繰り返しましたが、今はちゃんと戻っていると思います。ル・マンの1週間後にレースがあることで、逆に気持ちが切り替えられて良かったと思います」
「僕は日本でも結果を残したいですし、先週のことは一旦置いておいて、(スーパーフォーミュラSUGO戦では)予選から集中していきます」
平川がそう語った直後、小林がおもむろに口を開いた。
「実は表参道で(ル・マン24時間の)パブリックビューイングをしていたのですが、ヤマケン(山下健太)が最後の一言で『可夢偉さんと平川さんが落ち込んでると思うので、チャンスだと思ってSF頑張ります』と言ったそうです。僕の中では『何を言ってるんだ』という気持ちで、燃えています。安心してください!」
“ヤマケン節”が、思わぬ形で彼らの発奮材料となったようだ。
関連ニュース:
- トヨタ8号車、実はリタイアの危機に直面していた? ”リス”との接触でフロントカウル破損も
- ル・マン24時間レース走破のNASCAR、プロジェクト主任「情熱的な人たちが集まれば、何でもできるんだ!」
- これがル・マン24時間の厳しさ……不運な追突によりリタイアとなったトヨタ7号車の小林可夢偉が状況を語る
- ル・マンLMP2クラス覇者のシェラー、不全骨折と靭帯損傷が判明。GTE Am車両に足轢かれるも計8時間を走破
- ル・マン完走で目標クリア。ポノス・レーシングのコッツォリーノ「僕たちには未来が待っている」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 リアム・ローソン、同郷の頼れる”先輩”キャシディのアドバイスが大きな武器に「かなり助けてくれている」
次の記事 宮田莉朋が首位発進。選手権首位のローソン8番手、復帰の野尻智紀は19番手|スーパーフォーミュラ第5戦SUGO:土曜フリー走行結果
Widget inarticle_more_from doesn't have content
最新ニュース

F1分析|ピアストリの存在がレース前半の”ラッセル独走”を演出。後半は一転大激戦に
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
47 分前
F1分析|ピアストリの存在がレース前半の”ラッセル独走”を演出。後半は一転大激戦に

トヨタが富士で勝った! 完璧な戦略で首位に浮上し、残り20分逃げ切り。耐久レースの”超スプリント”決着……アルピーヌが悔しい2位|WEC富士6時間決勝
WEC
WEC WEC
Fuji
1 時間前
トヨタが富士で勝った! 完璧な戦略で首位に浮上し、残り20分逃げ切り。耐久レースの”超スプリント”決着……アルピーヌが悔しい2位|WEC富士6時間決勝

WEC富士6時間レースは、残り20分手に汗握る大激戦! 平川逃げ切り8号車トヨタが凱旋優勝! アルピーヌSCに泣く|WEC富士6時間速報
WEC
WEC WEC
Fuji
2 時間前
WEC富士6時間レースは、残り20分手に汗握る大激戦! 平川逃げ切り8号車トヨタが凱旋優勝! アルピーヌSCに泣く|WEC富士6時間速報

16番手スタートのアントネッリ、“おばあちゃんみたいな走り”で5位をゲット「リスクは一切取らなかった」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
3 時間前
16番手スタートのアントネッリ、“おばあちゃんみたいな走り”で5位をゲット「リスクは一切取らなかった」
Widget prime_content_fullwidth doesn't have content
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録