コバライネン、スーパーGTとの日程重複により初のル・マン出場はならず「とても残念」
ヘイキ・コバライネンは、スーパーGT鈴鹿戦の日程変更によりル・マン24時間初参戦がお預けとなったことについて残念に思っているという。

TGR TEAM SARDからスーパーGTに参戦しているヘイキ・コバライネンは当初、HubAutoレーシングから2021年のル・マン24時間レースに参戦する予定であった。しかし、彼にとって初となるル・マン出場は結果的に見送られることとなった。
2019年の鈴鹿10HにHubAutoから参戦した経験があるコバライネンは、今年のル・マン24時間にもニック・キャシディらと共に同チームから出場する予定であったため、一時はル・マン24時間の公式エントリーリストにもGTE Proクラスにその名が記載されていた。しかし、5月に予定されていたスーパーGT第3戦鈴鹿がちょうどル・マンと同じ週末に延期されることが決まってしまい、状況が一変。コバライネンはスーパーGTを優先し、ル・マン参戦は見送る運びとなった。
「とても楽しみにしていたから、とても残念だ」
コバライネンはmotorsport.comに対してそう語った。
「HubAutoの人たちはよく知っている。チーフエンジニアは僕のイギリスF3時代のエンジニアなんだ」
「残念ながら事がうまく運ばなかった。チーム(HubAuto)にはこれまで『スーパーGTが最優先だから、何かあった場合は、例えそれが直前であっても(参戦を)キャンセルしないといけない』と言ってきた。今回は幸いにも早い段階で決まったので議論になることもなく、彼らも完全に理解してくれた」
「いつかはプロトタイプでル・マンを走りたいと思っているから、GTでその感触を掴めたらいいなと思っていた。でもそうはいかなかったね」
来季もル・マン参戦を目指すのかどうかについて尋ねられたコバライネンは、2022年の計画については何も決まっていないと話した。
「来年の計画は何も決まっていない」
「WRC2のマシンに乗って、日本や他の場所でもっとラリーがしたい。でも他のことはまだ考えていない。スーパーGTやWECなどについては誰とも話をしていないので、どうなるかは分からない」
なおコバライネン同様にキャシディも、フォーミュラEのベルリン戦とル・マンのテストデーが重複してしまったため、ル・マン参戦を見送っている。このテストデーに関しては、キャシディのようなルーキーでもプラチナドライバーであれば参加が免除されるが、キャシディはゴールドドライバーに分類されるため、参加が必須となっていた。
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