ランボルギーニ、LMDhデビューとなる2024年のル・マンは2台体制を目指す
ランボルギーニは、開発中の新型LMDh車両がデビューする2024年のル・マン24時間レースに、2台体制で参戦することを目指している。
ランボルギーニは、2024年のFIA世界耐久選手権(WEC)及びIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権参戦を目指し、新型LMDh車両の開発を続けているが、この年のル・マン24時間レースには2台体制で臨む意向があることを明かした。
先日、ランボルギーニはLMDhプロジェクトのドライバーとして元F1ドライバーのダニール・クビアトを起用することを発表。ミルコ・ボルトロッティやアンドレア・カルダレッリ、ロマン・グロージャンに次ぐ、4人目のドライバーだ。
ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジョ・サンナは、あと何人のドライバーと契約する予定かという質問に対し、ドライバーを6人起用し、2台体制でル・マンを戦うという計画があることを認めた。
「我々は6人のドライバーを探している。というのも、目標はデイトナ(IMSA開幕戦)とル・マンに2台で参戦することだからだ」
WEC第2戦ポルティマオを訪れたサンナは、そう語った。
「WECを戦うドライバーとIMSAを戦うドライバーを用意したいと考えている」
つまり、ランボルギーニのドライバーは残り2枠ということになるが、その交渉も現在進行中だと理解されている。
これまでに発表された4人のドライバーがWECとIMSAどちらに参戦するかはまだ明かされておらず、サンナは「シーズンが終わるまで発表はない」と述べている。
ランボルギーニのIMSAプログラムは、ミシュラン・エンデュランスカップを構成する4つの耐久レースに焦点を当てる予定となっている。
サンナは、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースにランボルギーニのLMDh車両を参戦させる意向があるものの、まだマシンのテストが開始されていないことから、デイトナに参戦できるかどうかについて判断するのは時期尚早だと考えている。
一方でドライバーのクビアトは、3月初旬にカタールで開催される2024年WEC開幕戦と、3月中旬に開催されるIMSA第2戦セブリング12時間にマシンが間に合うことを確信しているという。
フランスのコンストラクターであるリジェと共同で開発されているランボルギーニのLMDhは、今夏に初走行する予定であるが、サンナはより具体的に開発計画を説明することを拒否した。
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