2020年のル・マン24時間レース、当初の6月から9月に延期
ル・マン24時間レースの主催者は、当初6月13〜14日に予定されていた2020年のレースを、新型コロナウイルス感染拡大の影響で9月19〜20日に延期することを発表した。
写真:: Marc Fleury
フランス西部自動車協会(ACO)は、3月18日(水)に声明を発表。「新型コロナウイルスに関する状況の変化と最新の政府のガイドラインを考慮した」として、今年のル・マン24時間レースを当初の6月13〜14日から、9月19〜20日に延期することを明らかにした。
「現在、フランス及び世界各国で、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するための規制が実施されている。その結果、レースの主催者であるフランス西部自動車協会は、FIAおよび世界耐久選手権(FIA WEC)と共に、2020年の6月13〜14日に予定されていたル・マン24時間レースを延期することを決定した」
ル・マン24時間レースは、1968年にフランスでのデモおよびストライキの影響により、やはり9月に延期されたことがある。
ACOのピエール・フィヨン会長は、今回の決定について次のようにコメントを寄せている。
「ル・マン24時間を当初の6月から延期することは、現在の例外的な状況の中で最も適切な形だ」
「何よりもまず、自分自身、彼らが愛する人、そして他人を危険に晒さないようにすることを呼びかけたい。今最も重要なことは、このウイルスの拡散を抑えることだ。我々の想いは、我々全員のために熱心に働くメディカルスタッフと共にある」
「ル・マン24時間の延期は、WECおよびELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)の開催カレンダーを変更することを意味する。それについては、まもなく発表される予定だ。それでも、イベントの安全性とクオリティが損なわれることはない」
「コンペティター、スポンサー、ファン、メディア、医療サービス、主催者が、今まで以上に協力し合う時だ」
WECおよびELMSのCEOであるジェラール・ヌブーは、次のように付け加えた。
「現在の状況を踏まえれば、延期することは正しい決断だ。2020年9月に始まる予定のWECの新シーズンに向け、WEC及びELMSのカレンダーの修正に、現在取り組んでいる」
「WEC及びELMSの最新情報については、近日中に追ってお伝えする」
ル・マン24時間レースを9月に移動するということは、2020-21年WECの開催カレンダーの全面的な修正が必要になるということを意味する。
当初の日程では、WECの2020-21年シーズンは9月5日にシルバーストン(イギリス)で開幕。10月4日にモンツァでレースを行なった後、11月1日に富士6時間レースが開催されることになっている。
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