ル・マン24時間、予選フォーマットを一新。クラス上位6台が”ハイパーポール”を争う
2020年のル・マン24時間レースは従来の予選方式を変更し、クラス上位6台がグリッドを争う”ハイパーポール”セッションが導入される。
#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Mike Conway, Jose Maria Lopez, Kamui Kobayashi
JEP / Motorsport Images
WEC(世界耐久選手権)の最終戦にも位置付けられている世界三大レースのひとつ、ル・マン24時間レース。2020年は予選のフォーマットが変更され、ハイパーポール・セッションでポールポジションが決定することとなる。
これまでは水曜日に予選1回目、木曜日に予選2回目、3回目が行なわれていた。それぞれ2時間のセッションとなっており、フリー走行を兼ねた計6時間の走行で記録されたベストタイムでグリッドが決まっていた。
新たなフォーマットでは、水曜日に45分間の予選を行ない、タイムを計測。各クラス上位6台が木曜日に30分のハイパーポール・セッションに進出する。
ハイパーポールでは予選・決勝用に割り当てられたタイヤを自由に使用できるが、ピットに戻ることは許されない。そのため、計24台のマシンが走るコース上で、タイミングを図ってアタックを決める形となるだろう。
水曜日の予選は現地時間の23時15分から、ハイパーポールは木曜日の21時から実施される。
ル・マン24時間レースとWECのプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)のピエール・フィヨン会長は、この新しいフォーマットについて「ドライバーと観客の両方にとって、エキサイティングなセッションになることを保証する。真のスピードと完璧なラップの追求に集中するんだ」と語った。
「そこ(ハイパーポール)に出ているチームのアドレナリンやサスペンス、集中力はそこでマックスになるんだ」
「象徴的な13kmのトラックでの、24時間の戦いのスリリングな前奏曲になるだろう。ル・マンが単なる週末のレースではなく、再び数日間続くレースの祭典となるのだ」
フォーマットの変更に伴い、フリー走行の時間も変更。水曜日の15時30分から4時間半のセッションが行なわれたのち、予選前の22時から1時間、ナイトセッションが設けられている。
木曜日は、17時から2時間のフリー走行を実施。ハイパーポール・セッションを挟み、22時から再び2時間の走行が予定されている。
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