ル・マン24時間は3連覇懸かるトヨタ8号車のトップで夜明け迎える。残り6時間に
2020年のル・マン24時間レースは開始から18時間が経過。トヨタ8号車が3連覇に向けトップを走行している。
#8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Sébastien Buemi, Kazuki Nakajima, Brendon Hartley
Sam Bloxham / Motorsport Images
第88回ル・マン24時間レースは18時間が経過し、残り6時間となった。総合首位にはTOYOTA GAZOO Racingの8号車が立っている。
レース前半の12時間は、ポールポジションスタートのトヨタ7号車が首位を快走。一方8号車にはブレーキトラブルが発生し、交換作業を行なった関係で7号車にラップダウンされる展開となっていた。
しかしながら、レースを折り返した直後、7号車にターボのトラブルが発生。ターボを交換するという大掛かりな作業により30分を失い、8号車から7周遅れの4番手でコースに戻った。
代わって首位に立った8号車は、安定した走りで首位をキープ。2番手を走るレベリオン1号車に対して3周のリードを築き、終盤戦へと向かう。一方の7号車はなかなかペースが上がらず、3番手のレベリオン3号車に対しても同一周回に持ち込めないまま、夜明けを迎えた。なお、バイコレスは既にリタイアしているため、LMP1は4台による戦いとなっている。
LMP2クラスは各所で激しいバトルが続いている。レース前半はユナイテッド・オートスポーツの22号車と32号車がワンツー体制を築いていたが、残り8時間になろうというタイミングで32号車が緊急ピットイン。オイル漏れの疑いがあることからオイルラインを交換し、残り7時間25分頃にようやくコースへと復帰したが、クラス15番手まで落ちてしまった。
現在はポール・ディ・レスタがドライブする首位の22号車を、ロベルト・ゴンザレス駆るJOTA38号車が約1分差で追っている。山中信哉擁するユーラシア・モータースポーツ35号車はクラス15番手。山下健太が好走を見せたハイクラスレーシング33号車は、レース開始12時間を過ぎた段階で無念のリタイアとなった。
LMGTE Proクラスは、アストンマーチン97号車とAFコルセ51号車の息詰まる攻防が続いている。現在は共に18回のピットストップを消化し、97号車のアレックス・リンを51号車のジェームス・カラドが約30秒差で追い上げている。
アストンマーチン勢によるトップ争いが繰り広げられていたLMGTE Amクラスは、98号車アストンマーチンがトラブルによって後退したことで、その様相が変わってきた。首位を走る90号車TFスポーツを追いかけるのは、77号車デンプシー・プロトンのポルシェと、83号車AFコルセのフェラーリ。3メーカーのマシンがクラス優勝をかけて終盤戦に突入する。なお、木村武史率いる70号車CAR GUY RACINGはレース序盤からトラブルに泣く展開で、最終的にギヤボックストラブルが原因で夜を越せぬままリタイアとなってしまった。
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