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全てはル・マン初制覇のため。小林可夢偉がチームづくりの中で意識した“気遣い”

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全てはル・マン初制覇のため。小林可夢偉がチームづくりの中で意識した“気遣い”

ル・マン24時間レースでの初優勝を目指す小林可夢偉が、レースに向けて行なってきたチームづくりや、コロナ禍の今年ならではのアプローチについて語った。

 2020年のル・マン24時間レースでポールポジションを獲得したのは、TOYOTA GAZOO Racingの7号車だった。自らのアタックでPPをもぎ取った小林可夢偉は、ル・マン初制覇に向けてこれまでとは少し異なるアプローチでチームづくりをしていることを明かした。

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 WEC(世界耐久選手権)において長きにわたって活躍してきたトヨタTS050ハイブリッドのラストイヤーでもある2019-2020シーズン。来季から投入されるハイパーカーはラップタイムが落ちることが予想されているため、今回の予選および今季から導入されたハイパーポールは、2017年に小林が記録した3分14秒791というサルト・サーキットのコースレコードを破る、当面最後のチャンスだった。

 小林はハイパーポール1回目のアタックで3分15秒267をマーク。レコード更新も視野に入る中で2回目のアタックを迎えたが、ロングストレートへと向かう右コーナー、“テルトル・ルージュ”でトラックリミット違反があり、アタックを諦めざるを得なかった。

 小林は改めて予選を振り返り、次のように語った。

「1回目のアタックはまず確実にタイムを出すということを意識していて、その中で3分15秒2というタイムが出ました。1回目に出したタイムでなんとかポールはいけそうかなという感じだったので、2回目はかなりリスキーに、レコードを狙いに行くアタックをしました。でもターン7(テルトル・ルージュ)でホワイトラインカットがあったということでピットに戻ってきました。非常に残念です」

「ラインは越えたか越えてないかくらいの微妙なところでしたが、あそこで(アクセルを)抜いてしまうとダメなので、そのまま行きました。レコードを更新できるチャンスが十分あった中で更新できなかったことは残念でしたが、そのくらいマシンのパフォーマンスがあることは見せられたかなと思います」

 ポールポジションこそ獲得したものの、少し悔いの残る予選となった小林。ただ、彼が何よりも目指しているのは悲願のル・マン初優勝。特に昨年は残り1時間で発生したトラブルによって勝利を逃したため、今年に懸ける想いは人一倍強い。

 小林は昨年から、“チームづくり”に焦点を当ててル・マンに臨んできた。小林は僚友のドライバーやエンジニア、メカニックと密にコミュニケーションを取り、時にはチームを鼓舞し、時にはチームスタッフのメンタルをケアし、信頼関係を築いてきた。それは今年も同じで、コロナ禍によるイレギュラーでタフなスケジュールの中で、クルマづくりと並行して様々なことを考えていたという。

「『これは厳しいスタートだな』というところから、かなり良くなったと思います。どれだけ信用して走れるクルマを作れるか、というのが僕たちの仕事なので、『そこまで言うの』と思われるくらいのことを言いつつ、ここまで持ってくることができました」

「今年のル・マンはかなりタフなスケジュールになっていて、エンジニア、メカニックにもかなり疲労が溜まっています。他のドライバーたちも、うまくいかないことに気を取られて焦ったりしているので、これでは立て直しが効かない状態になりかねないと感じていました」

「そういう意味で、全員を見ながらうまくマネージメントすることが大事だと思っていて、『彼なら対応できるかな』『彼はこれ以上言うとキャパオーバーしてしまうかな』といったことを考えながらやっていました。全員がギリギリのところで頑張ってクルマの最大限の力を引き出しつつも、いきすぎないようにと意識しました」

「ひとつひとつのことを完璧にしようと文句を言うのは簡単ですけど、色んなプロセスをできるだけ負担のない形でやるのが大事かなと思っています。そんなことも言ってられない世界ではあるんですけど、そういった気遣いによって、いざ24時間レースが始まった時に力を発揮できるようにしたいなと思っています」

 あまりのハードスケジュールに、「ここに来てからもう1.5kgも痩せましたよ」と語る小林。これもある意味で今年に懸ける思いの強さを表しているのかもしれない。そんな彼は決勝に向け、最後にこう締めくくった。

「正直、何も起こらなければ勝てる自信はあります。ただ、何か起こるのがル・マン。そういう時に何をできるのかを考えながら取り組んできました」

「ポールを獲りながらも勝てないという悔しい思いは何度もしてきたので、今年こそはチェッカーまでトップで持ってこられるように、どんなことがあっても力を合わせて頑張っていくしかないと思います」

 

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