ル・マン24時間ウォームアップ:7号車トヨタ、小林可夢偉が最速で決勝へ
トヨタ7号車の小林可夢偉が、ル・マン24時間のウォームアップ走行で最速ラップを記録。まもなく決勝スタートを迎えるが、好調さを維持している。
写真:: Marc Fleury
まもなく決勝レースのスタートを迎える、2019年のル・マン24時間レース。そのウォームアップ走行が行われ、ポールポジションを手にしている7号車トヨタTS050Hybridの小林可夢偉が、3分19秒647のタイムでトップタイムを記録した。
長丁場の決勝レースを見据えた走行だということもあり、小林のタイムはポールポジションを記録した予選の時と比べれば4秒ほど遅いもの。しかし、僚友の8号車トヨタがセバスチャン・ブエミのドライブにより記録した最速タイムを約1秒引き離すものだった。
3番手につけたのは、トーマス・ローランがドライブした3号車レベリオン・レーシングだった。ローランはミュルサンヌ・シケインをショートカットするシーンもあったが、3分21秒868とノン・ハイブリッドのLMP1クラスマシンでトップとなるタイムを記録した。
2台のSMPレーシングは、4番手と5番手でウォームアップ走行を終えた。そのうち17号車が、ステファン・サラザンのドライブにより記録した3分21秒896で、姉妹車11号車を上回った。11号車のベストタイムは、ヴィタリー・ペトロフが記録した3分22秒813だった。
10号車ドラゴン・スピードは、1号車レベリオン・レーシングを上回って6番手。
LMP1クラスで最も遅かったのがバイコレス。同車はトム・ディルマンがドライブした際にダンロップ・シケインでブレーキをロック。ランオフエリアを横切ってしまった。
LMP2クラスでは、ジャン-エリック・ベルニュがドライブした26号車Gドライブが最速。ロイック・デュバルがドライブする28号車TDSレーシングを1.4秒引き離した。ニコラス・ラピエールがドライブした36号車シグナテック・アルピーヌが3番手、ナイジェル・ムーアが乗った34号車インター・ユーロポル・コンペティションのリジェが4番手となった。
なおLM-GTEは、Proクラスが92号車ポルシェGTチーム、Amクラスは86号車ガルフ・レーシングと、両クラス揃ってポルシェが最速タイムを記録した。
Additional reporting by James Newbold and Jack Cozens
順位 | ドライバー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイク コンウェイ 小林 可夢偉 ホセ・マリア ロペス |
12 | 3'19.647 | 245.755 | ||
2 | セバスチャン ブエミ 中嶋 一貴 フェルナンド アロンソ |
9 | 3'20.689 | 1.042 | 1.042 | 244.479 |
3 | トーマス ローラン Nathanael Berthon グスタボ メネゼス |
11 | 3'21.868 | 2.221 | 1.179 | 243.051 |
4 | ステファン サラザン Egor Orudzhev セルゲイ シロトキン |
7 | 3'21.869 | 2.222 | 0.001 | 243.050 |
5 | ヴィタリー ペトロフ ミカエル アレシン ストフェル バンドーン |
7 | 3'22.813 | 3.166 | 0.944 | 241.919 |
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