ル・マン20時間経過:トヨタ8号車が2度目のペナルティも首位堅持

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ル・マン20時間経過:トヨタ8号車が2度目のペナルティも首位堅持
2018/06/17 9:57

ル・マン20時間レースはスタートから20時間が経過し、トヨタが1-2体制のままレースを続けている。

 第86回ル・マン24時間レースも20時間を経過した。引き続きTOYOTA GAZOO Racingの8号車が首位を守っている。

 スタートから16時間を過ぎ、ル・マンの空も徐々に明るくなった。この時間帯でアクシデントが多発。予選2日目の大クラッシュからマシンを修復して臨んでいた47号車チェティラー・ヴィロルバ・コルセがインディアナポリスコーナーでクラッシュ。フロント部分を壊したが、なんとか自走でピットに戻った。さらには16時間を過ぎたところで10号車ドラゴンスピードが激しくクラッシュし、マシン左側を大きく損傷してしまった。クラッシュの衝撃がリヤウイングが外れ、左リヤの損傷も激しく、マシンはまっすぐ走れないほどにダメージを負いながらもなんとか自力でピットに戻り、修復作業に入った。

 この時に、立て続けでスローゾーンが設けられたが、このうちミュルサンヌからアルナージュコーナー付近で出されていたスローゾーン区間(47号車の車両回収のため)で、セバスチャン・ブエミがドライブするトヨタ8号車、そしてマイク・コンウェイのドライブする7号車が揃ってスピード違反をしてしまい、ともに60秒のストップ&ゴーペナルティを科された。どうやら、前を走っていた8号車トヨタがスローゾーン解除箇所を間違えてしまい加速。それに7号車もつられて加速したため、2台揃っての速度違反となったようだ。幸い、この時点で3番手以下とは10周以上の差があり、2台ともポジションをキープしコースに復帰した。

 その後は大きな事故などもなくレースは進み、終盤の6時間を迎える。通常のWECレース1戦分だ。

 6時間を切ったところで、このレース3回目のセーフティカーが出動。どうやらテルトルルージュの縁石上の側溝に不具合があったようで、グリル状の側溝を再度付け直す作業を行っていた。

 セーフティカーが出動した際にはLM-GTE Proクラス97号車アストンマーチンがスロー走行しており、”FCY(フルコースイエロー)ではない”という警告も発せられたが、それでも97号車のペースは上がらず、ピットへ戻った後はガレージにマシンを入れて修復作業が行われていた。

 この間にトヨタ8号車はピットストップを行い、ブエミからフェルナンド・アロンソに交代。周回数としては300を超えたところで、トヨタは30回目のピットストップを行った。

 30分ほど続いたセーフティカーランを終え、レースが再開されるも、テルトルルージュの区間はスローゾーンが継続され、溶接箇所を乾かすためにも必ず右側を走行するようにとの指示が出された。

 レース再開とともにトヨタ7号車もピットインを行い、ドライバーはコンウェイからホセ・マリア・ロペスに交代した。このタイミングで再び8号車が首位に戻っている。

 その後、2件のクラッシュが相次いだ。まずはポルシェ・カーブでLMP2クラスの50号車ラルブル・コンペティションがクラッシュ。マシンがグラベルにはまってしまったため、マシン救出作業を行うためにここも一時スローゾーンとなった。

 その10分後には、ポール・ディ・レスタのドライブする22号車ユナイテッド・オートスポートがフロント部分から、ものすごい勢いでコンクリートウォールに突っ込んでしまった。マシンはフロント部分が大破していた。なおディ・レスタは自力でマシンを降りたものの、念のためメディカルセンターに搬送された。

 この22号車のクラッシュにより、再びセーフティカーが導入されたが、10分ほどで解除された。

 レース再開後はLM GTE-Proクラスの2番手争いが熾烈だ。先頭を走るポルシェ92号車と2番手の91号車の差は1周開いていたが、その91号車とフォード68号車が激しい争いを繰り広げていた。91号車にフレデリック・マコヴィッキー、68号車にセバスチャン・ブルデーと実力あるドライバーのバトルだったが、マコヴィッキーはミスによりポジションを落とした。

 テルトルルージュのスローゾーンも解除され、レース残り4時間の時点ではコース上はクリーンな状況に。この時点での各クラス首位は、LMP1クラスがトヨタ8号車、LMP2クラスがG-ドライブ26号車、LM-GTE Proクラスがポルシェ92号車、LM-GTE Amクラスがデンプシー-プロトン77号車となっている。

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この記事について

シリーズ Le Mans
イベント ル・マン24時間レース
ロケーション Circuit de la Sarthe