青木拓磨も参加のSRT41、ル・マン24時間エントリー取り下げ。コロナの影響ここにも
今年のル・マン24時間レースに参戦する予定だったSRT41は、新型コロナウイルスの影響により、エントリーを取り下げた。
写真:: Pascal Aunai
新型コロナウイルスの感染が世界的に拡がっている影響で、6月から9月に開催が延期されたル・マン24時間レースだが、特別枠であるガレージ56から参戦する予定だったSRT41がエントリーを取り下げることを発表した。
SRT41は、両手両足を病気で失いながらも2016年に特別仕様のモーガン・ニッサンLMP2でル・マン24時間に出場した実業家、フレデリック・ソーセが設立したレーシングチームだ。
SRT41は、テスト中の事故により下半身不随となった元WGPライダーの青木拓磨や、ナイジェル・バイリー、スヌーシ・ベン・ムサといった身体的障害を持つドライバーが参加し、特別仕様のオレカ 07 LMP2で今年のル・マン24時間レースに参戦する予定だった。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で、エントリーを取り下げることを決めたとソーセは発表した。ただ、挑戦を諦めたわけではなく、2021年の参戦を目指すという。
ソーセは次のようにコメントした。
「ドライバーの青木拓磨やナイジェル・バイリー、スヌーシ・ベン・ムサ、我々のパートナー、チームメンバーだけでなく、ACO(ル・マンの主催者)やヨーロッパ・ル・マン・シリーズ、FIAやFFSA(フランス自動車スポーツ連盟)とも長い時間をかけて話し合った結果、この難しい決断を下した」
「障害のあるドライバーのみで構成したラインアップで、ル・マン24時間レースに参戦するという特別なプログラムだったが、世界的なコロナウイルスのパンデミックにより、神話的なレースへのエントリーを撤回する」
「ロックダウンによって事実上、プログラムが突然停止されたことにより、今回の決定につながった。我々は準備が遅れており、あの厳しいレースを最適な状態で戦うことができないと考えたからだ」
「私は直ちに、2021年のル・マン24時間へのエントリーをACOに申請した」
SRT41の撤退により、エントリーリザーブリストのトップにいたスピリット・オブ・レースのフェラーリ488 GTEが正式なエントリーへと昇格。LM-GTE Amクラスの参戦は合計で21台となった。
現在、リザーブリストのトップはLMP1クラスのバイコレス。あと1チーム、参戦を取りやめるチームが出た場合には、レースに参加できるようになる。
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