
ランボルギーニ・スーパートロフェオ欧州シリーズ第5戦がニュルブルクリンクで行われ、Imperiale Racingの44号車がレース1、レース2をともに制した。
ニュルブルクリンクで行われたランボルギーニ・スーパートロフェオ欧州シリーズ第5戦では、ポイントランキング2番手の44号車キッコ・ガルビアッティ/ヴィト・ポルティグリオーネ組(Imperiale Racing)がレース1、2を連勝。逆転タイトルに向け完璧な流れで最終戦を迎えることとなった。
全6ラウンド12レースで行われる欧州シリーズも、ニュルブルクリンク戦とヘレス戦の2ラウンド4レースを残した段階で、Proカップは3号車Bonaldi Motorsport(ダニー・クロエス/セルゲイ・アファナシエフ)がタイトル争いで大きくリード。ランキング2番手の44号車に対し13ポイントのリードを築いていた。このシリーズではレース1、2ともに優勝したドライバーに15ポイントが与えられることを考えると、ほぼ1勝分の点差がついていると言える。
50分間で争われるレース1は、ポールからスタートした3号車を44号車が追うという展開となった。
レース開始から20分が経過し、ピットレーンがオープンとなったが、44号車はここですぐさまピットインし、ガルビアッティからポルティグリオーネに交代した。3号車はレース時間のちょうど半分となる25分頃にピットインしたが、マージンを稼いでいた44号車がわずかな差で3号車を逆転した。
その後、44号車は安定した走りでトップチェッカー。2位に3号車が続いた。3番手争いは終盤まで白熱していたが、追われる立場だった32号車Bonaldi Motorsportのミドルトンが残り2分で360度スピンを喫したことにより、Target Racing SRLの9号車(ダヴィデ・ベンディッティ/アルバート・ディ・フォルコ)に3位の座が転がり込んだ。なお、Pro-AMカップは12号車ArtLine Team Georgia(ショタ・アブハザバ/ハラルド・シュルゲルミリヒ)、AMカップはGT3 Polandのロバート・ズウィンガーが優勝となった。
レース2はスタート直後の1コーナーで77号車ArtLine Team Georgia(トーマス・パドバニ/スティーブン・リカリッシュ)がスピンし、セーフティカーが出動する展開となった。
序盤は44号車、32号車、3号車のオーダーでレースが続いていった。32号車は残り20分頃までピットインを遅らせて逆転を狙ったが、叶わず2位止まり、44号車がレース1に続いて連勝となった。3号車は一時4番手にまで順位を落としていたが、残り6分で9号車を交わし、3位でゴールした。
これでタイトル争いは3号車121ポイント、44号車116ポイントという大接戦となった。
この記事について
シリーズ | ランボルギーニ・スーパートロフェオ |
ドライバー | Kikko Galbiati , Vito Postiglione |
執筆者 | Stephen Brunsdon |