スーパートロフェオ北米第5戦:コナー・デイリー/ブレンドン・グドヴィッチ組が連勝

スーパートロフェオ北米シリーズ第5戦が行われ、46号車プレシジョン・パフォーマンス・モータースポーツが連勝。ブレンドン・グドヴィッチは逆転タイトルに望みをつなげた。
ランボルギーニ・スーパートロフェオの北米シリーズ第5戦がウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで行われ、46号車プレシジョン・パフォーマンス・モータースポーツのブレンドン・グドヴィッチ/コナー・デイリー組がレース1、レース2ともに制した。
インディカーシリーズにも参戦しているデイリーは、日程がバッティングした第4戦バージニアを欠場していたが、今回のレースは再び46号車のステアリングを握った。なお、バージニアでは道見真也が代役出場し、レース2で優勝している。
レース1では29号車チェンジ・レーシングがポールポジションからスタートし、レース序盤をリードした。一方、ポイントランキング2番手につけている1号車プレステージ・パフォーマンスのサンディ・ミッチェルはスタートに失敗し、5番手となった。
ピットウインドウがオープンとなった段階で、46号車が真っ先に義務付けられているピットストップを行った。一方、29号車のリチャード・アンティヌッチはそれから1周後にピットへと向かった。しかし、その際にアンティヌッチはピットボックスに止まりきれずタイムロスしてしまい、首位の座は46号車へと入れ替わることとなった。
46号車のドライブを引き継いだデイリーは、29号車のコーレイ・ルイス、1号車のアンドレア・アミチからの猛追を受けるが、僅差で逃げ切り優勝。2位に29号車、3位に1号車となった。
レース2では、46号車はデイリー、29号車はルイスが最初のスティントを担当。2台による首位争いが繰り広げられ、ルイスがデイリーを追うという展開となった。
首位を争う2台は同時にピットイン。ここで順位の変動はなかったが、29号車チェンジ・レーシングにピットストップタイムに関する違反があり、アンティヌッチはドライブスルーペナルティを強いられた。
これにより、46号車のグドヴィッチは余裕の展開になるかと思われたが、1号車のミッチェルによる猛チャージを受けた。最終的には46号車がトップチェッカーを受け、1号車、29号車がそれに続いた。なお、1号車はローリングスタートの際の違反でレース後に5秒のタイムペナルティを受けたが、順位は2位のまま変わらなかった。
29号車のアンティヌッチとルイスは、レース2で3位に滑り込んだこともあり、124ポイントでランキング首位をキープした。しかし、46号車のグドウィッチがこのラウンドで連勝したことでポイントを大量獲得し、14点あったポイント差を6点にまで縮めた。
全6戦で行われるスーパートロフェオ北米シリーズも、残すは1戦。最終戦は、スペインのヘレス・サーキットで行われる。
この記事について
シリーズ | ランボルギーニ・スーパートロフェオ |
イベント | North America: Laguna Seca |
ドライバー | Brandon Gdovic , コナー デイリー |
チーム | Precision Performance Motorsports |
執筆者 | Stephen Brunsdon |