決勝レポート|怪我の中須賀は走らず、2人で走り抜いたヤマハファクトリーが優勝

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決勝レポート|怪我の中須賀は走らず、2人で走り抜いたヤマハファクトリーが優勝
執筆: 吉田知弘
2018/07/29 14:50

2018鈴鹿8耐の決勝レースは#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが優勝。中須賀克行を怪我で欠いた中、残る2人のライダーがバトンをつないでの勝利だった。

  今年で41回目を迎えた“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース。天候に翻弄された決勝レースは、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/マイケル・ファン・デル・マーク/アレックス・ローズ)が4年連続で総合優勝を獲得。前日の走行で転倒し負傷した中須賀は決勝に出走せず、残る2人のライダーがしっかりバトンを繋いで掴んだ勝利だった。

 決勝スタート直前に雨が降り出し、ウエットコンディションでレースがスタート。その後も晴れて路面が乾いたかと思いきや再び大雨でウエットになるなど、天候に翻弄されたレースとなった。

 #21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMは、前日のフリー走行で転倒で負傷した中須賀克行を決勝スティントのローテーションから外し、ファン・デル・マークとローズの2人でレースを戦うことにした。

 序盤から#11 Kawasaki Team GREENと激しいトップ争いを繰り広げたが、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMは一度もミスをすることなく着実に周回を重ねて行った。

 開始4時間を迎えるところで#11 Kawasaki Team GREENはガス欠によるスローダウンでタイムロスした他、5時間30分を迎えるところでジョナサン・レイがセーフティカー中に転倒。これでトップから1周遅れの3番手に後退した。

 #21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMもセーフティカー中にピットストップを行なった関係で、一時#33 RedBull Honda with 日本郵便の先行を許すが、143周目のスプーンカーブで抜き返しトップを奪還した。その後、コース上に出たオイル処理のために約30分に渡ってセーフティカーが導入されたが、レース再開後はファン・デル・マークが着実に2番手以下との差を広げる走りを見せた。

 残り1時間10分のところでピットインした#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMはローズに交代するが、ゴールまで走りきるためにはもう1度給油が必要だったため、夕暮れの中でもハイペースで走行し2番手以下との差をさらに広げた。

 残り15分のところで給油のため最後のピットストップを敢行。そのままローズがアンカーを務め、19時30分にゴールの瞬間を迎え、199周でチェッカーフラッグを受けた。

 これで#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMは4連覇を達成。転倒による怪我でエースの中須賀を欠いた状況下でのレースだったが、チーム一丸となってライバルを圧倒しての勝利だった。

 2位には#33 RedBull Honda with 日本郵便が入り、10年ぶりのホンダワークス復活の年に表彰台を獲得。3位には#11 Kawasaki Team GREENが続いたが、途中までトップ争いに加わっていただけに、ライダーたちも悔しい表情を見せた。

 また、注目のEWC2017-2018シーズンのチャンピオン争いは、ランキングトップの#5 F.C.C TSR Honda Franceが総合5位を獲得。王座を争っていた#94 GMT94 YAMAHAの前でチェッカーを受け、チームの地元でもある鈴鹿で悲願のシリーズチャンピオンを決めた。

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シリーズ FIM Endurance
執筆者 吉田知弘
記事タイプ レースレポート