レースレポート

鈴鹿8耐|3年ぶり鈴鹿8耐がスタート! HRCトップ/アステモ&SDGのクラッシュでSC出動の波乱

第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝がスタート。スタート直後の展開はポールシッターのTeam HRCが首位を走る一方で、クラッシュによるSC出動といきなり波乱の展開となった。

#17 Astemo Honda Dream SI Racing 羽田太河

#17 Astemo Honda Dream SI Racing 羽田太河

Jun Goto

 第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝レースがスタートした。2周目からクラッシュによるセーフティカー出動が発生するなど、いきなり波乱の展開となった。

 今回ポールポジションを獲得したのは#33 Team HRC。スタート担当ライダーは高橋巧となったが、1周目は抜群のスタートを見せた4番グリッドの#5 F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック)に先頭を奪われてしまった。ただ2周目の130Rで抜き返しリードを取り戻した。

 なお2周目にはスプーンカーブで#17 Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介)がスリップダウンし転倒。コースを滑るマシンが、#73 SDG Honda Racing(浦本修充)を巻き添えにする形でクラッシュした。ライダーの浦本、及び作本に深刻な怪我はない様子だ。

 このクラッシュでレースはセーフティカーが出動。序盤から波乱の展開となった。

 レース開始から22分経過というタイミングでSCは解除。リスタートのオーダーは#33 Team HRC、#5 F.C.C. TSR Honda France、#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H(レオン・ハスラム)、さらに後方からごぼう抜きで一気に浮上してきた#1 Yoshimura SERT Motul(グレック・ブラック)が4番手に続いた。

 リスタートでは#1 ヨシムラが#5 F.C.C. TSR Honda、そして#33 Team HRCを一気に抜き去って首位に浮上。

 ただ#10のハスラムも負けじと#1のブラックに襲いかかってオーバーテイク、トップに浮上した。しかしホームストレートで圧倒的な速度を発揮するCRB1000RR-Rを駆る#33の高橋に為す術なく、先頭を奪われることになった。

 序盤から激しい戦いが繰り広げられたがレースはまだ7時間以上が残っている。この先もワークスチームらを中心に熱いバトルが展開されそうだ。

■30分経過時点のトップ10

#33 Team HRC
#10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
#1 Yoshimura SERT Motul
#5 F.C.C. TSR Honda France
#104 TOHO Racing
#37 BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM
#7 YART - Yamaha Official Team EWC
#95 S-PULSE DREAM RACING - ITEC
#72 Honda Dream RT SAKURAI HONDA
#25 Honda Sofukai Suzuka Racing Team

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